えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

3.0-54 幻想を砕く真実

本ページはFFXIVメインクエのネタバレを、豊富に含みます❗

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モグタン「焚き火があったかくて、 ついつい眠ってしまったくぽ・・・・・・。 でも、お陰でいい風が吹いてきたくぽ。 これならきっと、聖竜様も雲海の空に戻ってきてるくぽ。 さあ、「ピカピカのラッパ」の出番くぽ! 西の「白亜の宮殿」に行って、 このラッパを、ぷーぷか吹き鳴らせば、聖竜様に会えるくぽ。 それじゃ、モグは村に帰るくぽ! さよならくぽ~!」

 

モグタン:聖竜様には、会えたくぽ? まだなら「白亜の宮殿」でラッパを、 ぷーぷか吹き鳴らしてくるくぽ!

 

アルフィノ:「いよいよか・・・・・・。」

 

フレースヴェルグ「・・・・・・我が黄昏の地に、再び、人が訪れる時が来ようとはな・・・・・・。」

 

アルフィノ:「聖竜「フレースヴェルグ」・・・・・・。」

 

フレースヴェルグ「いかにも・・・・・・我が名は、フレースヴェルグ。今はただ、滅びを待つだけの存在・・・・・・。去れ、人の子よ・・・・・・。」

 

アルフィノ:「な、なんだ・・・・・・これは・・・・・・ドラゴン族の言語か!?だが、頭の中に直接、響くようなこの感覚は・・・・・・。」

 

イゼル:「あぁ、聖竜よ・・・・・・覚えておいででしょうか?かつて私は、ドラヴァニアの地で貴方に出会い、すべてを知った者です。真実を・・・・・・。そして、貴方が愛した「シヴァ」の心を!」

 

フレースヴェルグ:「シヴァ・・・・・・その名を、人の子が口にするか!」

 

イゼル:「わ、私は「シヴァ」の魂を呼び降ろし、この身に宿すことで知ったのです!彼女の穢れなき心を!」

 

フレースヴェルグ「愚かな・・・・・・。我が愛しきシヴァを、神として降ろしたというのか!あまつさえ、それをシヴァの心だと!?なんと・・・・・・なんということだ・・・・・・。」

 

イゼル:「私は、竜と人との融和を願い・・・・・・彼女の・・・・・・シヴァの依代となったのです!」

 

フレースヴェルグ「愚かな娘よ・・・・・・。

Gullible fool...

光の意思<the light>に助けられ過去を視たようだが、それで、すべてを見知った気になったか。
The Light but illuminated(啓蒙する) the past for thee, it did not grant(授ける) thee omniscience(全知).
お主が呼び降ろしたものは、断じてシヴァではない。それは、お主が心に抱いた幻想にすぎぬ。

The spirit() thou hast summoned belongeth not to Shiva'tis but a shade conjured(呪文で呼ぶ) by thine own fancy.
かつて我が同胞も、太古の昔、闇の使徒にそそのかされ、死した竜の王を呼び降ろしたことがあった。
In an age long past, mine own kin were guilty of like folly(愚行). Beguiled(騙す) by the dark ones' lies, they attempted to resurrect a king amongst(~の中の) wyrms
だが、降臨したそれは、神とは名ばかりの存在であったぞ。神降ろしとは、神を創造する行為にほかならぬ。弱きものが信仰にすがり、その内に見せる幻よ・・・・・・。」

yet the divinity() they called forth merely(単に~に過ぎない) borrowed the semblance(外見) of my fallen brood-brother. Such gods are not summoned, but created. Phantoms spun from the threads of misplaced faith.
 

イゼル「そ、そんな、それでは私は・・・・・・。」

 

フレースヴェルグ「弱き娘よ・・・・・・。お主の魂は、お主の創り出した神によって穢されている。それは、シヴァの魂ではない。」

...Was but thy dream of Shiva. Thy soul hath been corrupted(堕落した) by a deity() of thine own making, child.

 

アルフィノ:「聖竜よ、だがそれでも・・・・・・我々は命を賭してこの地にきた・・・・・・。竜と人の因果を断ち切るため、ここまで歩んできたのです!その心だけは、決して幻想などではない!どうか、この不毛な争いを止めるために、貴方の力を!」

 

フレースヴェルグ「欲望と裏切りの魂を持つ民が、まだ融和を叫ぶか・・・・・・。ならば聴け、己が種の穢れた真実を・・・・・・。それでも融和を成せと言えるか、己の心に問うがよい!今から1200年の昔、我らはシヴァの種を超えた愛により、人との融和の時代を迎えていた・・・・・・。だが、我ら竜と交わるにつれ、人は我らについて学び、「七大天竜」の力の源が、その「眼」にあることを知った。そして、200年の歳月が流れた後、人は欲望に負けた。当時のイシュガルド王「トールダン」なる男は、竜の力を手に入れようと、邪な野心を抱いたのだ・・・・・・。トールダンは配下の騎士たちと共謀し、七竜に連なる「ラタトスク」を謀殺したのだ!おおお、我が瞳は今でもその光景を消し去ることができぬ!忌まわしき男トールダンは、我が妹たるラタトスクから、双眸を刳り抜き、騎士たちとともにこれを食らったのだ!奴らは「竜の眼」を食したことで、人を超えた力を手に入れた。恐るべき業の深さよ、人とはここまで堕落できるものなのか・・・・・・。血を分けたラタトスクの双眸を刳り貫かれ、殺された様を見て、ニーズヘッグが血の涙を流し、怒り狂ったのは当然のこと!しかし、トールダンを殺し、騎士を数人打ち倒したところで、奴もまた眼を人に奪われ、退かざるを得なくなったのだ・・・・・・。これこそが真実・・・・・・。これが、竜と人との戦いの始まり。我ら竜族にとって、忘れがたき呪いの詩・・・・・・千年継がれた「竜詩戦争」は、かくして今も続くのだ。」

 

エスティニアン「それを信じろというのか?俺たちイシュガルドの民が聞いて育ってきた、「千年戦争」のそれとあまりに異なる。」

 

フレースヴェルグ「お主らが信じようと、信じまいと、我が目に焼き付き離れぬこの情景こそが、我ら竜族にとっての真実。ニーズヘッグの目的は、王と騎士たちの子孫・・・・・・すなわち、イシュガルドの民を永遠に苦しませることだ。生かさず殺さずの戦いを続け、人を疲弊させる。さすれば、争いに疲れた者の中から、竜の軍門に降る者が現れよう?」

 

アルフィノ「・・・・・・異端者たちのことか?」

 

フレースヴェルグ:「そして、その者らに竜の血を飲ませる。ラタトスクの眼を喰らった王と騎士の子孫は、身に竜の因子を宿して、生まれてくるからな。」

 

イゼル「ま、まさか・・・・・・。」

 

フレースヴェルグ「イシュガルドの民が竜の血を飲めば、内なる因子が目覚め、竜の眷属へと生まれ変わる。これを永遠に支配するのが、ニーズヘッグの狙い・・・・・・。」

 

アルフィノ「見たことがあるぞ・・・・・・異端者たちが、ドラゴンの姿に変身するのを!・・・・・・なんということだ!・・・・・・では、我々やイシュガルドの民が戦ってきた、ドラゴン族の中にも・・・・・・・・・・・・。」

 

フレースヴェルグ「むろん、徹底的に抗戦する者もおろう・・・・・・そこなる竜騎士のようにな・・・・・・。だが、いかに抵抗しようと、人は100年もすれば死ぬ。その子らを、再び苦しめ、軍門に降らせれば良い。」

 

エスティニアン「常々、思っていたことがある・・・・・・。ニーズヘッグが本気になれば、いつでもイシュガルドなど滅ぼせるだろうに、と。これで得心がいった。「竜詩戦争」を続けることが、奴にとっての復讐であり、妹に捧げる鎮魂歌というわけか。」

 

フレースヴェルグ「そういうことだ、竜を狩る者よ。ニーズヘッグに、戦を止めろと願うのは無益・・・・・・。」

 

イゼル:「やはり、人の裏切りが発端だというなら、「眼」を還して、謝意を伝えなくては・・・・・・!」

 

フレースヴェルグ「哀れな娘よ・・・・・・まだわからぬのか。竜と人とでは、あまりに時の尺度が異なるのだ。お主が謝罪の言葉を述べるのは簡単なこと。発端となった裏切りは、お主自身が成したことではなく、遠い昔の「歴史」に過ぎぬのだから。だが、我ら竜にとって・・・・・・ニーズヘッグにとっては、未だ色褪せぬ、「今」なお続く心の痛みなのだ。さあ、過去語りも終いにしよう・・・・・・。私は人に絶望し、愛した者の魂とともに静かに滅びを待つ身・・・・・・。我が怒りに狂わぬのは、この身のうちにシヴァの魂があればこそ。・・・・・・もはや語る言葉を持たぬ。さらばだ、人の子らよ。」

Stubborn child... Thou thinkest in mortal terms. Our perception of time is too broad for thee to grasp. 'Tis a simple matter for thee to offer thine apologies─thou didst not perpetrate the crime. Despite thy visions, the deeds of history seem distant to thee. For a wyrm such as Nidhogg, however, that history is yet part of his present, as fresh as the blood that did gush from Ratatoskr's wounds. How could he not be driven mad? 'Tis only by the calming embrace of Shiva's soul that mine own fury hath not consumed me. But let us speak no more of what is done. My faith in your kind is spent, and I would be alone.

 

イゼル「私が感じたシヴァの心は・・・・・・すべては・・・・・・幻想だったというのか・・・・・・。」

 

エスティニアン「「氷の巫女」の思惑は外れたな。・・・・・・となれば、やることはひとつだけだ。」

 

アルフィノ:「聖竜「フレースヴェルグ」・・・・・・さすがは七竜の一翼を担うだけはある。強大な魔力を以て、直接、意思を伝えてくるなんて・・・・・・。だが、新たな事実を掴んだとはいえ、聖竜の協力を取り付けることはできなかった・・・・・・。せっかく、雲上の世界まで旅してきたというのに・・・・・・。邪竜「ニーズヘッグ」を止めるには、どうすればいいのだ・・・・・・。」

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