えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

5.3-9 そして幕は下りれども / Nothing Unsaid

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アルフィノ:「 平気かい……?いろいろなことがあったのだろうけど……君の無事だって、とても大事なことだよ。」

ヤ・シュトラ:「 ねえ……よければ、改めて教えてもらってもいいかしら。あなたたちの、エリディブスとの戦いの顛末を……。」

ヤ・シュトラ:「 ……そう。つまり、あなたは最後にちゃんと、エリディブスの心の在処を見つけ出してくれたのね。」

 

何と言う?

👉正しかったのかはわからない

 結果は変わらなかったけど……

 願われたから、仕方なく

 

 

ヤ・シュトラ:「 それは、私にも……きっと誰ひとりとして、答えを出せないことだわ。 ただ、あなたが単に争うだけじゃなく、彼に大事な想いを取り戻させたということは、前向きに受け止めていい事実じゃないかしら。」

ヤ・シュトラ:「 彼らにも彼らの願いがある……それを「覚えていた」からこそできたことなら、間違いなく進歩だもの。この道がどこに辿りつくのかは、まだわからないけれど……前を向いて歩み続けていきたいものね。彼らの哀しみと優しさにも、報いることができるように。」

アルフィノ:「しかし、戦いの途中で君を助けてくれた古代人というのは、結局のところ何だったのだろうね……?」

ヤ・シュトラ:「エメトセルクとて、エリディブスの状態は知っていたでしょう。だからこそ、彼が孤独に戦い続けることを望まず、終わりをもたらすための仕掛けを遺した……」

ヤ・シュトラ:「……なんて勝手な憶測はできるけれど、これこそロンカの諺で言うところの、「過去を明かす者、ときの者に非ず」だわ。 真相の答え合わせはできない。生者に赦されるのは、その思い出を大切にしておくことだけよ。

 

????:「おお……おお……お前たち、ここにおったか……!」

ウリエンジェ:「ベーク=ラグ殿……!Lusieさんから治療中と伺いましたが、もうよろしいのですか?」

ベーク=ラグ:「よろしいも何も、この状況でじっとしていられるものか!衛兵団がすぐに処置をしに来てくれたのでな、ひとまず動けるようになり次第、駆けつけたわけだ。して、どうなった!?水晶公は……なぜここにおらんのだ!?」

ベーク=ラグ:「そうか……あのあと……そんなことが……。……Lusieよ。彼のソウル・サイフォンを、ワシに見せてはくれんか?」

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ベーク=ラグ:「ああ……。間違いなく、彼の魂と記憶が宿っておる……。 魂を活性化させて実体を保っている皆と違って、使い魔による不活性化なしでも、きちんと込められたようだ。よかった……本当に……。」

ウリエンジェ:「では、あとはうまく身体に還せるかどうかだけ……。ソウル・サイフォン内の魂が、原初世界で眠る身体を自己と認識してさえいれば、彼は向こうで目覚めることができるのでしたね。」

サンクレッド:「あいつが、Lusieとともに行くことを望んだ以上、その条件は果たされてるんじゃないか……?」

ベーク=ラグ:「さてな……。こうなっては、もはや当人に問うこともできん。 加えて、その点が万全だったとしても、賭けは賭けだ。ワシは知恵のかぎりをつくして予測を立てたが、完全に同じ条件の前例があったわけではないからな……。」

ベーク=ラグ:「魂と記憶が身体に還り、同化し、目を覚ませるかどうか……いずれの行程においても、懸念なしとはなるまいよ。」

ベーク=ラグ:「……実はな、ソウル・サイフォンを作りながら、水晶公に問うてみたことがあったのだ。リスクを負ってでも原初世界に帰りたいと思うか、とな。あやつは、その問い自体には答えなかった。だが……こう言っておったよ。」

ベーク=ラグ:「月日を重ねて、広くを見、大きなものを背負うほどに、自分ひとりの願いは胸の奥にしまわれていく。それを口に出すのは、とても勇気がいることだ……。けれど、周りを見渡して、ふと気づく。人は結局、己の願いに導かれながら生きているのだと。」

ベーク=ラグ:「ヴァウスリーが、楽園を作ることで、己が何者であるかを証明しようとしていたように。ランジートが、深い愛ゆえに立ちはだかってきたように。罪喰いに抗ってきたすべての人が、生きたい、一緒に生きていきたいと叫んでいたように。」

ベーク=ラグ:「そしてまた、あらゆる時代の命が、同じように願いを重ねてきたことを、世界が物語っているように。だから自分も、時がきたら、しまった願いに向けて歩き出そう。そこに危険があったとしても構わない。願いは……夢は、いつだって挑むものだ。」

ベーク=ラグ:「そうして、人らしく、人として生きること。それが、救ってもらった命でできる精一杯だ……とな。」

ベーク=ラグ:「まったく、そんな青臭い想いを秘めておいて、老人ぶるなという話よ。そも、100余年生きているから何だと言うのだ。ワシが湖畔で隠遁していた時間と変わらんではないか、若造め!」

ヤ・シュトラ:「フフ……。彼もきっと、魔具の中で面食らっていることでしょうね。ともかく、私たちに今できることは、時間切れになってしまう前に、原初世界に帰ることよ。」

ヤ・シュトラ:「Lusieと違って物は持っていけないけれど、それでも、各々に最後の支度があるのではなくて?……私は少し、スリザーバウに行ってくるわ。またあとで会いましょう。」

ウリエンジェ:「ふむ……。私も、イル・メグの館を、きちんと引き払わねばなりませんね。そういうわけですので……リーン、最後の時間まで、サンクレッドのことをお願いしても?」

リーン:「あの……私、花を買いたかったんです。よければ一緒に選んでもらえませんか……?それを持って、行きましょう……もう一度だけ、ナバスアレンに。」

サンクレッド:「……そうだな、一緒に行くとしよう。」

アルフィノ:「私は、ユールモアに行ってこようかな。借りた飛空艇のことも、ちゃんと報告して謝っておくよ。では、アリゼーも……またあとで。」

ベーク=ラグ:「ワシは、皆の分のソウル・サイフォンの最終確認をしておこう。これで失敗したら、それこそ申し訳が立たんからな!」

アリゼ:「ねえ、私、「旅立ちの宿」に行ってこようと思うんだけど……あなたも一緒に来てくれない?そりゃ、あなたはいつでもこっちに来られるだろうし、挨拶する必要がないことくらいわかってるわよ。……けど、水晶公にとっては、ノルヴラントを回れる最後の機会でしょ?だから、魔具を持ってついてきてほしいの。」

アリゼ:「まったく、英雄の懐で運んでもらうなんて、彼も贅沢よね!まあ……長い間がんばってきたことに免じて、今回だけ、あなたを貸してあげるわ。……なんてね!さあ行きましょ、ハルリクも前よりきっとよくなってるわ!」

アリゼ:「あ、あれ……?ハルリクがいない……!?大変、外に出ていっちゃったのかもしれないわ。すぐに探さないと……!」

ウィルフォート:「ああ、アリゼー、来てくれたのか。ハルリクなら、世話人と一緒に散歩に出ているよ。墓地のあたりにいるんじゃないかな?」

アリゼ:「よかった、無断じゃなかったのね。……せっかくだし、探してみましょ。」

付き添いの世話人:「あっ、いらっしゃいませ!もしかして、ハルリクにご用ですか……?」

アリゼ:「あっ、いたいた。また失踪したんじゃないかって、一瞬ヒヤッとしたわ。」

付き添いの世話人:「大丈夫、ハルリクは無事ですよ。おかげさまで、最近は進んで散歩に出たがるんです。この場所には、とくに思うところがあるみたいで……。」

アリゼ:「お墓……といっても、ハルリクのご家族は、ここに眠ってなかったわよね?」

付き添いの世話人「……はい。ただ、最近ここに、みんなで埋めたんです。テスリーンが使っていた、護身用の剣を……。彼女がいたって証を、この場所にも何か、残しておきたくて。」

アリゼ:「……そっか。ハルリクも、きっと彼女のこと、わかってるのね。」

付き添いの世話人:「ところで、今日はどうして来てくださったんですか?あのかわいい豚さんでの治療は、少し間を空けなきゃならないのでは……?」

アリゼ:「前に話したと思うけど、私、すごく遠い場所から来てて……急だけど、そこに帰ることになったの。それで今日は……みんなにお別れをしに。使い魔での治療は、前に私と一緒に来た、ン・モゥ族のベーク=ラグが引き継いでくれることになってる。その点については、心配しないで。」

付き添いの世話人:「そっか……。帰り方を探してるって言ってましたもんね……。寂しいけど、帰れることになってよかったです。こちらこそ、どうか心配しないでください!私たちは、アリゼーから、たくさんの元気をもらいました。夜空を見ることや、罪喰い化を治療すること……できないと思ってたことを、あなたは成し遂げてくれた。」

付き添いの世話人:「次は私たちが、それを引き継いでがんばる番です。ここのお墓に眠るのは、テスリーンの剣が最後……きっと、そうしてみせます。だから、アリゼー。あなたもどうか、身体には気をつけて。……そして、幸せでいてくださいね。」

アリゼ:「うん……ありがとう……。けど、最後の挨拶には、ちょっとまだ早いわ!出立の時間ギリギリまで、宿の手伝いをさせてもらうんだから!害獣の討伐でも、古道具の手入れでも、水汲みでも上等よ。どんなに細かいことだって、遠慮なく相談して。だって……」

ハルリク:「この世界にあるもので……いらないものなんて……ない……?

アリゼ:「 そう……そうよ、ハルリク……そのとおりだわ……。その言葉は、これからもあなたを護ってくれる。きっと……忘れないでいてね……。 私も絶対、忘れないから……。」

ハルリク:「 …………げんき……で……。」

付き添いの世話人:「Lusieさんも、会いに来てくださって、ありがとうございました。テスリーンは、来客をすごく喜んだから……今、とっても嬉しいんじゃないかと思います。」

アリゼ:「…………!べ、別に、泣いたりなんかしてない……してないったら!言ったとおり、私は時間までここに残るつもりだから、ほかのみんなのところも回ってくるといいんじゃない?そう、アルフィノのところとかっ!ユールモアで、あっちこそ泣いてるかもしれないわよ!」

 

ドゥリア・チャイ:「ううぅぅ……ぐすっ……うぅぅぅー……。」

アルフィノ:「ドゥリア夫人、どうか落ち着いて……!」

ドゥリア・チャイ :「嫌……嫌よぅ……アルフィノちゃんと、永遠にお別れなんて!そんなの……そんなの……!」

チャイ・ヌズ:「 ああ、お前か……。これは……まあ、見てのとおりなのだが……アルフィノから事情を聞かされてな。それからずっとこの調子なのだ……。私ももう、何と慰めればいいやら……。」

 

何と言う?

 愛されてるね!

 言い残すことがないように

👉画伯、しっかり!

 

アルフィノ:「まったく、いつまでも引っ張らないでくれ!約束していた絵は描き上げたから……あとは、言葉を尽くすだけだよ。」

アルフィノ:「ドゥリア夫人、どうか聞いてください。実は……私はかつて、救済の理想を追い求めて大掛かりな組織を作り、手痛い失敗をしたことがあるのです。」

アルフィノ:「……いえ、失敗などという言葉では生ぬるい。それで命を落とした仲間さえいましたから……間違いなく、私の罪でありましょう。一方的に理想を成し遂げようとするヴァウスリーのことも、そのころの自分と、どこか重ねて見ていたのかもしれません。だからこそ、私は……この街の皆が再起したことが、嬉しかった。

アルフィノ:「それは、自分の罪がそそがれるからではない……。人は何度でも新たな理想を見つけ、歩きだせるということに、勇気をもらったのです。この胸に灯してもらった火を大切にして、私もまた、歩んでいきたいと思います。」

チャイ・ヌズ:「ああ、私たちもきっと、ユールモアをすばらしい都市にしてみせよう。 お前はまたこっちに来られるんだろう?そしたら、いいニュースがあったときには、手紙にでもしたためて託すさ。まあ、場合によっては、よくないニュースかもしれないが……そんなときは、相談に乗ってやってくれ。」

アルフィノ:「もちろん、喜んで!お役に立てる日を、楽しみに待ちましょう。」

ドゥリア・チャイ:「がんばるあなたを、ずっと、ずっと応援しているわ。だけど、無理はしないでね。あなたが平穏と喜びで満たされますように……そう祈り続ける人がいるってことを、どうか忘れないで。愛しているわ、私たちの、勇敢で優しい画家さん。」

アルフィノ:「はい……。おふたりも……いつまでも、お元気で。」

ドゥリア・チャイ:「Lusieちゃんは、また来てくれるのよね?あなたとまでお別れになってしまったら、私、いよいよ心臓が張り裂けてしまいそうよ! ……でも、あなたもきっと、冒険したい盛りなのでしょうね。ええ、もちろん止めたりなんてしないわ。ただ、たまには無事なお顔を見せてちょうだいね。」

チャイ・ヌズ:「そういえば、飛空艇は墜落したそうじゃないか。……ああ、弁償とかそのあたりは気にするな。お前たちが無事でよかったという話だ。しかし……アム・アレーン西部か……。早めに回収しておかないと、トロッコの材料にでもされそうだ。あるいはそれを前提に、あいつらと交渉するか……。」

レンデン:「アルフィノの報告によると、水晶公もまた、彼らとともに去るのだとか。クリスタリウム自治組織は非常に優秀なようだが、長が不在となれば、困惑することもあろう。これからは、両都市で支え合っていきたいものだな。」

アルフィノ:「不思議だね……。今はこんなに近くにいる人たちと、もう会えなくなるなんて。まだ実感がわかないというのが、正直なところだよ……。けれど……うん……ノルヴラントでの出会いや経験は、私の宝物だ。私たちは、ここで、本当にいい旅をした。そうだろう、Lusie。」

 

👈 5.3-8 始まりと終わりの光

  5.3-10 冒険は続いていく 👉