えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

5.2-4 語られし真実

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北の集結地のライナは、冒険者に感謝しているようだ。

 


ライナ : 取り留めのない話をしてしまって、申し訳ありませんでした。 アルフィノさんを待たせてはいけないので、 どうかあなたは、クリスタリウムにお戻りください。

 

ライナ : それでは、私も持ち場に戻ることにします。 

 

ライナと話し、彼女は持ち場に戻っていった。クリスタリウムに戻り、星見の間の「アルフィノ」と話そう。

 


 

水晶公 : アルフィノから、事のあらましは聞いたよ。くだんの人物の正体が気になるところだが、現時点では、推測するにも情報が少なすぎるな……。

 

水晶公 : ところで情報と言えば、ライナは私について何か……い、いや、余計な詮索はやめておこう……忘れてくれ。

 

ベーク=ラグ : 「光の戦士」か……懐かしい名だ。その意味するところは、ここ100年でずいぶんと、

変わってしまったがな……。

 

ウリエンジェ : 依然としてこの世界では、「光の戦士」の名を、アルバートたちの忌み名ととらえる者も多いと聞きます。「光の氾濫」を引き起こした、大罪人として……。

 

ヤ・シュトラ : 罪喰い討伐に向かったら、謎の旅人によって倒されていたそうね。その人物は、「光の戦士」と名乗っていたというけど、いったい、どういうつもりなのかしら……?

 

 

▼ 星見の間のアルフィノと話す

アルフィノ : やあ、「光の戦士」を名乗る者が現れ、はぐれ罪喰いを倒したことについて、皆に共有しておいたよ。

 

アルフィノ : その上で、改めて提案したいことがあるんだ。ぜひ聞いてもらいたい……。

 

アルフィノ : さて、私が提案したいこととはずばり……第一世界の「光の戦士たち」、つまり、アルバートらの真実を、街の人々に語って聞かせるべきでは、ということだ。

 

アルフィノ : ここ最近、私は博物陳列館に入り浸っていたのだが……そこでよく見かけたのが、この世界で何が起こったのかを知ろうと、書物に答えを求める人々の姿だった。

 

アルフィノ : むろん歓迎すべき行動だろう。だが、多くの書は「光の戦士たち」を大罪人と記しているし、真実を学べているとは思えないのだ。

 

アルフィノ : そのような状況で「光の戦士」を名乗る者が現れた。このままでは、語り継ぐべき真実が隠され、混乱が広がるのではないかと危惧していてね……。

 

ウリエンジェ : 確かに……ここにいる誰もが、第一世界における、アルバートたちの扱いに、抵抗感を抱いていたことでしょう。

 

ヤ・シュトラ : とはいえ、原初世界での件はもちろん、100年前に何があったのかなんて、人々は知る由もないわ。彼らが「大罪人」だと教えられれば、信じるしかないでしょう。

 

水晶公 : 私はもちろん、アルバートたちの真実を把握している。あなた方の残した記録を隈なく調べたときに、彼らの想いや顛末を知ったのだ。

 

水晶公 : だが、私がこの世界に渡ってきたときには……「光の氾濫」の発生から数年後のことではあったが、彼らの評判は、すでに地に堕ちていた。

 

水晶公 : もちろん、生前のアルバートらを知る者たちの多くが、必死で彼らの汚名をそそごうとはしていたがね。

 

ベーク=ラグ : 少しだけではあるが、ワシも生前の彼らと交流があった……。

 

ベーク=ラグ : 我が知識が悪用された事件を調べてくれておってな。気のいい連中で、とても世界の破滅を望むような、大罪人になるとは思えんかったよ。

 

水晶公 : しかし、時は残酷に過ぎていく。擁護者たちが世を去れば、その証言も軽く扱われ、やがて「光の戦士」は大罪人であるという常識だけが残った。

 

水晶公 : 「光の氾濫」という抗いようもない絶望を前にした人々は、行き場のない怒りを、何かに向けずにはいられなかったのだろう。

 

ヤ・シュトラ : ……悲しい話ね。人は真実よりも、信じたいものを信じる。絶望に苛まれていたとしたら、なおのこと、ね……。

 

水晶公 : しかしながら、世界から光が掃われたいま、状況は変わりつつある……ということか。

 

水晶公 : 先の戦いを終えてテンペストから帰還したあと、あなたから、アルバートについての真実を聞いた。彼の魂が、勝利の後押しをしてくれたのだとね。

 

水晶公 : その事実は、一部の住民……ライナたちに、私から伝えてある。彼女たちは、驚きつつも受け入れてくれたよ。

 

水晶公 : だから、これを機に皆にも伝えようというアルフィノの提案は、民にとっても、「光の戦士」たちにとっても、悪くない結果になるはずだ。

 

アルフィノ : 君はどうだい……?

 

  何と言う?  

   大賛成!

👉 もっと早く誤解をときたかった……

 

アルフィノ : 確かに……我々はずっと心にしこりを残したままだった。遅くはなったが、いまこそ解消しようじゃないか。

 

アルフィノ : そうと決まれば、人々をエクセドラ大広場に集めるとしよう。水晶公とベーク=ラグ殿には、引き続き魔具の件にあたってもらい、ほかの皆で手分けして、クリスタリウムの市民を誘うんだ。

 

アルフィノ : それぞれ、思いつく限りの者たちに声をかけてくれ。では、行動を開始しよう!

 

アルフィノの提案で、アルバートたちの真実を人々に語ることになった。聴衆を集めるため、クリスタリウムの人々と話そう。

 


 

ベーク=ラグ : 人とは移ろいでゆくもの。 ワシや水晶公のように、永く生きている者は、 嫌でもそれを目の当たりにしてしまう……長寿なのも考えものだな。

 

水晶公 : 光がなければ闇もないように、「闇の戦士」の物語の裏には、 アルバートら「光の戦士たち」がいた。 いまこそ、それを皆に伝えよう。

 

クリスタリウムの人々と話す

 

シェッサミール : あらあら、今日はとっても元気そうねぇ……。どこかに、お薬を必要としている人はいないものかしらぁ……?

 

シェッサミール : あなたが世界を変えてくれたおかげで、負傷兵が運ばれてくることも、ずいぶんと少なくなったのよ。おかげで、自慢の新薬を試す機会が……

 

シェッサミール : ……なんて冗談よぉ、うふふ。もちろん、医療館に多少の余裕は出ているけれど、それは喜ぶべきことだものねぇ……。

 

シェッサミール : あら……「光の戦士たち」の真実ですって?水晶公から、少しだけ彼らの話を聞いたけれど……ぜひ、詳しく聞かせてもらいたいわぁ……。

 

カットリス : Nole……音沙汰のなかったグレノルトから、手紙が届いたんだ!

 

カットリス : なんでも、海の底にいるんだとか。クリスタリウムから来た旅人のおかげで、製作がはかどったって書いてあるが……これってあんただろう?

 

カットリス : 最高の職人であるグレノルトと、「闇の戦士」たるあんた……まさに会うべくして会ったって感じだねぇ。気が向いたらまた、様子を見に行ってやっておくれ。

 

カットリス : へぇ、「光の戦士たち」の真実ね。グレノルトも秘められた歴史から着想を得たそうだし、話を聞かせてもらおうじゃないか。

 

モーレン : ううっ……自分の無力が憎い……。いったいどうすれば、皆さんの誤解を解けるのでしょう……。

 

モーレン : ハッ!? こ、これは失礼いたしました!実は、その……「光の戦士たち」こと、アルバートたちのことで、少々悩んでおりまして……。

 

モーレン : 先の戦いの真相を伺っていく中で、彼らが「光の氾濫」を起こしただけではなかったこと、まぎれもなく英雄と呼べる人たちであると知りました。

 

モーレン : しかし、氾濫後に記された本においては、彼らは大罪人と記されています。このままでは事実を伝えることができません……!

 

モーレン : もとはといえば、「光の戦士」という言葉そのものも、悪い意味ではなかったのですッ!そのあたりを知るためにはまず古典から紐解いていただきたく……

 

モーレン : ……へっ?あ、あなたが皆さんを集めて、「光の戦士たち」の真相を語ってくださると……?

 

モーレン : ああっ、ありがとうございます!僕もできるだけ多くの知り合いに声をかけて、必ず伺いましょう!

 

グリナード : よっ、お前さんが世界から光を掃ってくれたおかげでよ、ここ最近、旅人の客が増えてきたんだ。

 

グリナード : 「光の氾濫」以前は旅人が大勢いて、あちこちの酒場で冒険の話に花を咲かせていたと聞く。そんな世の中が到来すると思うと、俺はワクワクするぜ!

 

グリナード : 「光の戦士たち」の真実だって?それなら、水晶公から軽くは聞いたが、俺にとっては、やはり「四使徒」として蘇った迷惑な存在だ……。

 

グリナード : 何? そんな印象も変わるって……?わかった、お前さんがそう言うなら、その話、しっかりと聞かせてもらおうじゃないか。

 

ブラギ : ああ、よく来てくれたな。ユールモアが新体制になってから、交易も活性化されて、市場はこの上なく活気づいている……。

 

ブラギ : 聞くところによると、元首代行に就任した者は、あの「ダイダロス社」の跡取りだそうじゃないか。どうりで、経済の重要性を理解しているはずだ……。

 

ブラギ : これからは、このクリスタリウムとユールモアで、積極的に物流を回していきたいところだ。っと……すまない、何か用事だったか?

 

ブラギ : 「光の戦士たち」についてか……。お前の勝利にも関わったと、水晶公が話していたが……いい機会だ、この際きちんと聞いておくことにしよう。

 

クリスタリウムの人々と話した。クリスタリウムの工クセドラ大広場にいる「アルフィノ」と話そう。 

 

ヤ・シュトラ : 私は牧場や果樹園で声をかけてきたところよ。 どこもかしこも、未来に向けての活気に満ちていたわ。

 

ウリエンジェ : 園芸館とアマロ桟橋の方々に声をかけて参りました。 水晶公の言うとおり、真実を正しく知りたいという機運が、 人々の間で高まっているように感じられます。

 

ウリエンジェ : これも、世界が滅びから免れ、 皆が未来を見据え始めたことによるものでしょう。 人々は学ぶことで、明日をよりよくしたいと考えているようです。

 

▼ エクセドラ大広場のアルフィノと話す

 

アルフィノ : ふう……クリスタリウム中を駆け回って声をかけてきたよ。君もたくさんの人に声をかけてくれたようだね。みんなが集まるまで、しばらく待つとしよう。

 

アルフィノ : これで、みんな集まったみたいだね。それでは、そろそろ始めようか……。

 

アルフィノ : こういうときは、いつも私が前に出てしまうが、ここは「闇の戦士」である、君の口から語られるべきだ。

 

ヤ・シュトラ : 賛成よ。クリスタリウムの民には、「闇の戦士」であるあなたの言葉こそ響くはず。

 

ウリエンジェ : 異論はございません。「光の戦士たち」の真実は、同じく「光の戦士」でもある、あなたによって語られるのが、道理と言えましょう。

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セイラー : これが……「光の戦士たち」の真実だと言うのか……?

 

勇ましい衛兵 : なんてことだ……。光の氾濫のきっかけを作ったことには変わりなくとも、そのあとの行いを思うと……俺は……。

 

セイラー : ああ……。自ら命を絶って異世界に渡り、救済の方法を探したり……戻ってきたその魂が、氾濫を食い止めてくれたり……。

 

セイラー : ……馬鹿だったのは、自分たちだったのかもしれない。何も知らず、ただ蔑むようなことを言って……。

 

アルフィノ : これで、彼らに着せられた汚名も、徐々にそそがれていくことだろう……。

 

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アルフィノ : あれは……!?

 

  何と言う?  

👉 アルフィノにも見えるのか?

   みんなに姿が見えている? 

 

アルフィノ : あ、ああ、私にも見えているが……まさか、ゆ、幽霊……?

 

ウリエンジェ : この私にも、しかと見えております。確かにあの姿は、かつて我らと対峙した「闇の戦士」。そして、この世界の「光の戦士」である、アルバート……。

 

ヤ・シュトラ : いったい、どういうことなの……?

 

勇ましい衛兵 : あ、あなたは……さっき、はぐれ罪喰いを倒した……!

 

アルバートの顔を持つ男 : まさか「闇の戦士」が、俺たち「光の戦士」の真実を語ってくれていたとはな。話が早くて助かるが、ここからは俺が引き継ごう。

 

アルバートの顔を持つ男 : クリスタリウムの民よ……俺が「光の戦士」、アルバートだ!

 

セイラー : そ、そんなバカな……。たったいま、あなたはずっと前に死んだって……。

 

アルバートを騙る男 : ああ、そのとおりだ。だが、「闇の戦士たち」により世界が真の姿を取り戻したことで、俺は……俺だけは蘇ることができたんだ。

 

アルバートを騙る男 : これも、光の意志によるもの。俺は託されたのさ、新たな「光の戦士」を覚醒させる使命を!

 

アルバートを騙る男 : 彼ら「闇の戦士たち」は、この世界の英雄ではない。かつて俺たちが渡った、異世界の住人。従って、いずれもとの世界に帰っていく。

 

アルバートを騙る男 : だからこそ、この世界は、お前たち自身の手で護ってゆかなければならない。

 

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アルバートを騙る男 : もう英雄に頼っていた時代は終わるんだ。お前たち自身が新たな英雄に……「光の戦士」となるべく、立ち上がる時だ!

 

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勇ましい衛兵 : お、俺たちが……「光の戦士」だって!?

 

アルバートを騙る男 : どんな英雄だって、何も特別なわけじゃない。俺だって、一介の冒険者に過ぎなかったんだ。

 

アルバートを騙る男 : それが、旅先で人助けをしているうちに、いつの間にか、「光の戦士」だなんて呼ばれ始めた。

 

アルバートを騙る男 : ここにいる誰もが、「光の戦士」になる可能性を秘めているんだ。重要なのは、この世界と人のために立ち上がろうとする意志だ!

 

ウリエンジェ : アルバートの魂が最後にどうなったのかは、テンペストでの戦いのあと、あなたから伺いました。ですが、「彼」はこうして目の前にあり、正論を語っている。

 

ウリエンジェ : ここで異論を唱えては、市民たちを混乱させるだけ……。一度、星見の間で話し合うことにしましょう。

 

アルフィノ : 私は残って、彼を監視しておこう。必要とあらば、その動向を追うことにするよ。

 


 

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水晶公 : なるほど、あれが第一世界の「光の戦士」。

 

水晶公 : 私は初めて見るが、会ったことのあるあなた方なら、見間違うということもないだろう……。

 

ベーク=ラグ : ワシはかつて彼らと交流があったが、確かにあの男は、どう見てもアルバートだ。まさか、本当に蘇ったというのか……?

 

  何と言う?  

   蘇るなんてありえない!

👉 あれは……アルバートじゃない!

 

ウリエンジェ : おっしゃるとおりです。アルバートの魂は、エメトセルクとの戦いの際、あなたに託されたのですから……。

 

ヤ・シュトラ : ええ、今もあなたの魂の強い輝きが視えているわ……彼がともにあるという証でしょう。

 

ウリエンジェ : アルバートは復活し得ない……しかし事実としてここにいる。少し前に話題になった「四使徒」とも似てはいますが、彼は罪喰いであるとも思えませんでした。

 

ウリエンジェ : なればこの状況、あるいはまた……。

 

ヤ・シュトラ : アシエン、ということ?

 

水晶公 : ふむ……。確かに、アシエンが肉体を利用しているという線はあり得る。

 

水晶公 : 「光の戦士たち」の遺体は、彼らに救われた人々の手で、ユールモア領に埋葬されたと聞いたことがある。大罪人、と呼ばれるようになる前の話だ。

 

水晶公 : それらのうち、アルバート以外の者たちの遺体は、何者かによって再生され、罪喰い「四使徒」となり果てていた。つまり、残る彼の遺体だけがアシエンに利用されたということか。

 

ヤ・シュトラ : アシエンの仕業だとしたら、残るオリジナルはあとひとり……

 

ウリエンジェ : アシエン・エリディブス。

 

ウリエンジェ : あなたがもたらした報告によれば、ゼノスは彼から己が肉体を取り戻したと。

 

ウリエンジェ : ということは、かの白き調停者はもはや、ガレマール帝国皇太子に扮しているわけではない。

 

ウリエンジェ : エメトセルクも失った今、次なる一手として、アルバートとなって、行動を開始した……。

 

ベーク=ラグ : 遺体を利用するとは、おぞましい……。いつもそんなことをしておる連中なのか?

 

ウリエンジェ : それがアシエンというもの。肉体を持たない彼らの実体は、その存在を「認識」されないと、人に見られることすら叶わないのです。

 

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ウリエンジェ : エリディブスが「砂の家」に現れたとき、その姿を捉えられたのは、ミンフィリアと、我らが英雄のみ。私は気配程度しか、感じ取ることができませんでした。

 

ウリエンジェ : おそらく、「超える力」の持ち主でもなければ、アシエンの不確かな存在を、「認識」することは難しい……。

 

ウリエンジェ : それゆえに、彼らが人の歴史に介入する際には、他者の肉体をまとっているものと推測されます。

 

ウリエンジェ : かつて、エリディブスが私に接触してきた際も、きっと誰かの肉体を用いていたのでしょう。アリゼー様やサンクレッドにも視認されておりましたので。

 

ヤ・シュトラ : ラハブレアがサンクレッドを利用し、エメトセルクがガレアン人の肉体でソル帝を演じた……

それと同じことね。

 

ウリエンジェ : しかし、どの肉体にでも、というわけではないようです。なぜならば、我らが英雄に憑依することこそ、彼らにとって最善の策であるはず。

 

ウリエンジェ : それをしない、あるいはできないということは……。憑依が光の加護によって阻まれるのか、何か別の理由があるのか、定かではありませんが。

 

水晶公 : そんなことをされてしまったら大変だ。とても敵う相手じゃなくなってしまうだろう。

 

ヤ・シュトラ : アルバートは、かつて「光の戦士」だった……。でも、今やその魂もなく、遺体だけが残されていた。それが今回、肉体を利用できた理由ってところかしら?

 

ヤ・シュトラ : ただ、人々に「光の戦士」を目指せだなんて、アシエンの台詞にしては、冗談が効きすぎているわ。

 

ウリエンジェ : 光と闇の均衡を保つ調停者、白き衣に身を包み、オリジナルと呼ばれる最後のひとり、アシエン・エリディブス。

 

ウリエンジェ : かつて私は、エリディブスと言葉を交わしました……。

 

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ウリエンジェ : 世界の分断と統合の真実を知り、私は彼の策を逆手に取ろうと目論んだ……。

 

ウリエンジェ : あのときの独断は、決して褒められたものではない愚行なれど、エリディブスのことを知れたのは幸いでした。

 

ウリエンジェ : その印象を言い表すとすれば、「狡猾なる策士」。彼は言葉巧みにアルバートらに命を捨てさせ、原初世界にまで導くことに成功し、己が策に利用したのです。

 

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ウリエンジェ : 此度も、人々を扇動しているのは、何らかの策を弄しているからにほかなりません。

 

水晶公 : さりとて、ここで表立って彼を否定しては、「光の戦士たち」の真実を知ったばかりの民を混乱させてしまう。

 

水晶公 : それに、アルバートに魂まで託されたあなたのことだ。彼らに再び嫌疑がかかることは望むまい。

 

水晶公 : だとすれば、今はまだ大掛かりに警戒を敷かず、静かに動向を追うことにしよう。

 

ベーク=ラグ : む、あやつ、演説を終えたようだぞ。このまま黙って見過ごすのか?

 

ウリエンジェ : アルフィノ様が尾行を行うご様子……ひとまずはあの方に、お任せすることにしましょう。

 

👈 5.2-3 ライナの頼みごと

   5.2-5 汝、英雄の眠り妨げるは 👉

 

ウリエンジェ : エリディブス……。 かの狡猾なる策士が、今度は何を企んでいるのか…… 残念ながら、いまのところ私にも皆目見当がつきません。

 

ヤ・シュトラ : またも、アシエンと対峙することになりそうね……。 何か、違う道は選べないものかしら……。

 

ベーク=ラグ : 遺体を我が物のように利用するとはな……。 かつて、人を意に介さず魔物化させた男がいたが、 どちらも許しがたい忌まわしき所業だ、まったく……!