えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

第一世界へ

f:id:LK_Ltd:20200816141358p:plain

 

彷徨う階段邸のサイエラは、何かを思い出しているようだ。

 


 

 

サイエラ : 君と賞金稼ぎたちを見ていて、ふと思い出したんだ。 アルバートたち「光の戦士」もまた互いを信じ、 足りないところを補い合っていた、と。

 

サイエラ : 私にもそんな仲間がいれば…… あるいは第十三世界での戦いで故郷を守ることが……。 いや、仮定の話をしても仕方がない。

 

サイエラ : ……そういえば、君はたしか、 「ウヌクアルハイ」とも面識があったはずだな?

 

サイエラ : そうだ。 私と同様に第十三世界の英雄候補であり、 死すべき定めから、エリディブスによって救われた少年だ。

 

サイエラ : 死の淵から引き上げられた後、彼とは語り合ったものさ。 せめて、ほかの世界の命は救ってみせようと…… 異なる世界で、使命を果たそうとな。

 

サイエラ : とにかく、かつての主であるエリディブスが封じられたいま、 彼がどうしているものかと、気になってね。 私のように新たな使命を見つけていれば良いのだが……。

 

サイエラ : もしよかったら、君が原初世界に戻ったときにでも、 彼の想いを聞いて、相談に乗ってやってくれると嬉しい。

 

サイエラと話した。彼女は、第十三世界の英雄候補だったウヌクアルハイのことを案じているようだ。石の家の「ウヌクアルハイ」と話そう。

 


 

サイエラ : この酒場で、英雄の語り部となった私のように、 彼にも、生きる理由のようなものが見つかっていれば良いのだが。 ウヌクアルハイの想いを聞いてやってもらえないだろうか?

 

 ▼ 石の家のウヌクアルハイと話す

 

 

ウヌクアルハイ : お久しぶりですね。 僕に何かご用ですか?

 

ウヌクアルハイ : ……貴方が第一世界に渡った後の顛末は、 ウリエンジェから報告を受けていましたが……。

 

ウヌクアルハイ : まさか、彼女とも出会っていようとは……。

 

ウヌクアルハイ : 僕は彼女を同じ境遇の仲間だと思っています。 生前は互いの存在を知らずに、それぞれが破滅に抗い、 そして破れてしまったわけですが……。

 

ウヌクアルハイ : 死の淵からアシエンによって引き上げられ、 次元の狭間にて「不滅なる者」として出会ったのです。 そして、同じ後悔と希望を共有した……。

 

ウヌクアルハイ : 僕は、かつて世界を救えなかった原因を、 幼さゆえの力不足であると語りましたが……違いますね。 それは自分をだますための方便だ。

 

ウヌクアルハイ : 彼女の言うとおり、第一世界の英雄たちのように、 互いに背中を預け合える仲間がいれば、僕たちも、あるいは……。

 

ウヌクアルハイ : 三闘神との戦いが終わってから、僕はずっと考えていたんです。 世界を救う英雄となるべく、自分にできることは何なのか、と。 シルヴァに会うことができれば、その答えが見つかるような気がする。

 

ウヌクアルハイ : どうにかして、第一世界に渡る方法はないのでしょうか?

 

ウヌクアルハイ : 魂と記憶を保存する魔具、ソウル・サイフォン。 賢人たちは、それを使って原初世界へ戻ってきたのですね。

 

ウヌクアルハイ : 貴方の話を聞く限りでは、ソウル・サイフォンがあろうとも、 賢人たちが世界を移動できたのは、奇跡に近い所業に思えます。 通常であれば、再現するのは不可能でしょう……。

 

ウヌクアルハイ : ですが「エリディブス」によって、 「不死性」を得ている僕ならば、あるいは……!

 

ウヌクアルハイ : Lusieさん、どうかお願いします! 僕に力を貸していただけないでしょうか?

 

ウリエンジェ : お待たせいたしました。 事情が事情だけに、急ぎ会うべきかと思い、 馳せ参じた次第ですが……。

 

ウリエンジェ : ふむ……。 確かに、この少年には「超える力」があり、 アシエンから「不滅なる者」として転生する術も学んでいる……。

 

ウリエンジェ : ですが、それでも無事に世界を渡ることができる保証はありません。 失敗すれば、あなたの魂がどうなるか……。

 

ウヌクアルハイ : それでも、第一世界へ行かなければならないんです! 英雄となるべく、僕にできることを探すために! だからウリエンジェ……どうか!!

 

ウリエンジェ : あなたなりの生きる道を探すためならば、 喜んで協力させていただきましょう。

 

ウリエンジェ : Lusieさんは、こちらでお待ちください。

 

ウヌクアルハイと話した。第一世界での出来事を間いたウヌクアルハイは、シルヴァと会うために、第一世界に渡ることを望んだ。そのためには、ウリエンジェの力を借りて、ウヌクアルハイの魂をソウル・サイフォンにこめる必要がある。暁の間の「指定地点」で待機して、ウリエンジェの作業が終わるのを待とう。

 

▼ 指定地点で待機

 

 

ウリエンジェ : お待たせいたしました。 処置はつつがなく終わりましたよ。 これで、あの少年の魂を第一世界へと運ぶことができます。

 

ウリエンジェ : 彼は、いわば第一世界での私たちのように、魂を実体化させた存在。 ゆえに、ソウル・サイフォンと相性が良かったのでしょう。

 

ウリエンジェ : 第一世界へと運んだ後は、ソウル・サイフォンから魂を取りだし、 ふたたび実体化させる必要がありますが……

 

ウリエンジェ : アシエンが顕現の際、必ず人の身体を依代にしていたことを思うと、 魂の状態で活動し続けることには、何らかのリスクがあるはずです。 第一世界での私たちが、数年で限界を迎えたように……。

 

ウリエンジェ : ですから、いずれはあの少年が肉体を得る方法を、 探る必要が出てくるかと思われます……。

 

ウリエンジェ : ともかく、第一世界での魂の実体化については、 魂の専門家たる、「ベーク=ラグ」殿に相談するのが良いでしょう。 彼はクリスタリウムの博物陳列館に入り浸っているはずです。

 

ウリエンジェ : それでは、私は己が務めに戻りましょう。 彼の旅路に幸あらんことを……。

 

f:id:LK_Ltd:20201212230445p:plain

 

ウリエンジェの作業が終わるのを待って、光り輝くソウル・サイフォンを入手した。クリスタリウムの博物陳列館の「べーク=ラグ」に、「光り輝くソウル・サイフォン」を渡そう。

 

▼ 博物陳列館のベーク=ラグに光り輝くソウル・サイフォンを渡す

 

 

ベーク=ラグ : 誰かと思えば、おぬしか。 もうこの世界が恋しくなって戻ってきおったのか?

 

ベーク=ラグ : なんと! 原初世界から運んできた魂を実体化させたいとな!?

 

ベーク=ラグ : ついこの間まで、おぬしの仲間たちを原初世界に戻すため、 あれほど四苦八苦させおったというのに、 今度は、新たに運んできたと!?

 

ベーク=ラグ : ぬ…………まぁ良い。 おぬしが連れてきたとなれば、それなりの事情はあるのだろう。

 

ベーク=ラグ : 皆の魂を実体化させた手法については、 水晶公から聞き及んでおるでな。

 

ベーク=ラグ : しかし、実体化すれば一糸まとわぬ姿で現れる。 何者だろうと、裸で登場はさすがに恥ずかしかろう。 どこかで待ち合わせたいが……?

 

ベーク=ラグ : ふむ、彷徨う階段亭の給仕と引き合わせたいと? ならば、その「サイエラ」とかいう者のところで、 待っておるがいい。

 

べーク=ラグに光り輝くソウル・サイフォンを渡した。クリスタリウムの彷徨う階段亭の「サイエラ」と話そう。

 

▼ サイエラと話す 

 

 

サイエラ : なに? 私に会わせたい人物がいる、だと?

 

サイエラ : それで? いつになったら現れるんだ?

 

ベーク=ラグ : 待たせたな。 思ったよりも衣装の調達に手間取ってしまった。

 

サイエラ : ン・モゥ族……? これが、君が会わせたいという人物か……?

 

ウヌクアルハイ : やぁ、貴方がシルヴァさん、ですね。

 

サイエラ : まさか……ウヌクアルハイ、なのか?

 

ウヌクアルハイ : ええ。 まさかこうして再会するとは思っていませんでした。

 

サイエラ : それはそうだろう。 アシエンの介在なくして、次元の狭間を渡ることなど、 本来はそう簡単にできることではないのだ。

 

ウヌクアルハイ : 僕はこの世界で、自分に何ができるのかを探したい。 それは誰に命令されたわけでもなく、自ら望んだこと……!

 

ウヌクアルハイ : だからもう、己の心を覆い隠す仮面は必要ないんです。

 

ベーク=ラグ : ……道すがら、少年から、 ある程度の事情は聞いておったが……。 酒場の給仕が、異世界の英雄候補とは驚かされたぞ。

 

ベーク=ラグ : まさかそれが、あの時の冒険者だったとは思いもせんかったが……。

 

サイエラ : そうか……。 君はフッブート王国の城で会った……。

 

ベーク=ラグ : ワシらのように長生きしていると、 忘れたくとも忘れられない思い出ばかりが増えていく。

 

ベーク=ラグ : だが、それも悪いことばかりではないのかもしれぬ…… 最近は、そう思えるようになった。

 

サイエラ : そうかも、な……。

 

ベーク=ラグ : 話の腰を折ってすまぬ。 それでは本題に入ろう。 第十三世界について、詳しく教えてもらえるか?

 

サイエラ : 第十三世界には、私たちの他にも、幾人もの英雄候補がいた。 だが、彼らは蛮神の力を封じた「聖石」という安易な力に手を出し、 次々と「闇」に呑まれていった。

 

サイエラ : それでも抗う道を選んだ者はいたが、 互いに存在を知らぬまま、孤独に戦い続けて敗れたんだ。 そして死にゆく魂を、アシエンに掬い上げられた……。

 

サイエラ : もしもあの時、互いに信じ合える友が、 背中を預けて戦える仲間がいたら、結果は違っていたかもしれない。

 

ウヌクアルハイ : 第一世界では、光の氾濫に呑みこまれた「無の大地」が、 再生に向かいつつあるという話を聞きました。

 

ウヌクアルハイ : ならば、闇の氾濫に浸食された第十三世界にだって、 希望の兆しはあるのではないでしょうか?

 

サイエラ : しかし、あのアシエンたちですら、第十三世界を壊れたゴミと称し、 鏡像世界統合の計画外に置いていたんだぞ?

 

サイエラ : そんな世界を再生するなど……可能なのか……? 君はどう思う?

 

サイエラ : 君は、第十三世界にも渡ったことがあるのか!? そ、そうか……本当にどこにでも顔を出す奴だな、君は……。

 

ベーク=ラグ : ふむ、部外者ではあるがワシが思うに、 現状を正しく把握せん限り、対策も立てようがなかろう。 まずは第十三世界とやらを覗き見てはどうだね?

 

ベーク=ラグ : 過去には、ここ第一世界にも次元の穴を穿ち、 魔物を召喚する術を研究していた集団がおったそうだが……。

 

ウヌクアルハイ : すばらしい! その「テイナー」という少年の力を借りれば、 あるいは第十三世界を観測することも可能なのでは!?

 

ベーク=ラグ : では、ワシは観測方法を検討しておくとしようか……。 連絡用に「ひそひ草」を渡しておくゆえ、 進展があったら呼んでくれ。

 

ウヌクアルハイ : ベーク=ラグさん、ありがとうございます。 僕も、精いっぱいできることをします。

 

サイエラと話していると、ウヌクアルハイとべーク=ラグが合流した。べーク=ラグの提業により、第十三世界の観測を試みることになった。彷徨う階段亭の「テイナー」と話そう。

 

サイエラ : ウヌクアルハイの容姿が、相変わらず幼いのは、 魂を実体化させているからだろうな。

ウヌクアルハイ : それにしても、まさかシルヴァが、 酒場の給仕係をしているだなんて……。

 

▼ テイナーと話す

 

 

テイナー : あれ、Lusieさん。 今日はどうしたんですか?

 

ケリッグ : 横にいるのは、給仕係の姉ちゃんと…… ここいらじゃ見ない少年だな。

 

ウヌクアルハイ : ええ、僕はこの世界の人間ではないのです。 実は……

 

テイナー : なるほど……。 確かに、ぼくは次元の壁に穴を開けて、 遠くの世界から魔物を召喚する術の修行をしていました。

 

テイナー : その結果、「虚ろ」と呼ばれる穴の中に吸い込まれ、 次元の狭間に閉じこめられてしまったんです。

 

ウヌクアルハイ : では、第十三世界への扉を開くことが……!

 

テイナー : ぼくの魔力だけでは、異世界に届くほどの穴は開けられません。 あれはナイルベルトとふたり、力を合わせたからできたこと。 彼がいない今では、もう……。

 

ウヌクアルハイ : では、僕の力を使ってくれませんか? 見たところ僕とテイナーさんは、肉体的な年齢も、魔力の量も近い。 息を合わせる練習をすれば、上手くいくかもしれません!

 

テイナー : それでも今すぐに、というのは難しいと思います……。 僕とナイルベルトは、あの術を使うまで、 どれだけの修行を積んだか……。

 

ウヌクアルハイ : いきなり現れて力を貸せだなんて、 失礼なお願いだというのはわかっています。

 

ウヌクアルハイ : それでも、いまの僕には貴方や、 皆さんの力を頼るほか術がないのです……! 故郷を取り戻すためには……

 

サイエラ : 話に割って入ってすまないが……

 

サイエラ : 私が預かっている英雄たちのクリスタルには、 微かだが彼らの記憶の残滓が遺っていた。 「光の戦士たち」の強い想いが定着しているのだろう。

 

サイエラ : ところでウヌクアルハイ、 君はたしか蛮神の思考を読み取る力を持っていたはずだな?

 

ウヌクアルハイ : ……そうか! あれがエーテルから意志や記憶を読む力だとすれば、 クリスタルに遺されたものだって……!

 

サイエラ : では、クリスタルを準備する。

 

ウヌクアルハイ : これが、第一世界の英雄の記憶……。

 

サイエラ : どうだ、術に関する記憶はあったか?

 

ウヌクアルハイ : こ、これは…………! なんという……なんという、強い想いなのか…………!

 

ウヌクアルハイ : 結論から言えば、術式は記憶として焼き付いていました。 ひとりの友を……テイナーさんを救いたいという、 強い強い焦げ付くような想いとともに……。

 

テイナー : ナイルベルト…………。

 

テイナー : わかりました……ぼくでよければ協力します。 いえ、協力させてください。

 

ウヌクアルハイ : ありがとう、テイナーさん……。

 

ケリッグ : 相変わらず、魔法関係の会話はよくわからないんだが…… あんまり危険な真似はさせられないぞ?

 

ケリッグ : ふむ、お前がしっかり面倒を見てくれるってんなら安心か。 だとしたら、本人にやる気がある以上、 俺が口を挟むことじゃないな。

 

サイエラ : 修行に進捗があったら知らせてくれ。 これ以上、酒場の仕事を放り出すわけにはいかないのでな。

 

👈 時を超えた思い

   ウヌクアルハイとテイナー 👉

 

テイナー : 準備ができたら、「ウヌクアルハイ」さんの修行を始めましょう。

 

ケリッグ : 多少の無茶も、将来の糧……ってな。 本当に危ないときは、お前が助けてやってくれ。