5.5-9 黎明の死闘
カヌ・エ・センナ : 「……暗鬱とした気持ちのときでも、 顔を上げねばならないのが、私たちのつらいところですね。 やらねばならないことが山積みですから。」
カヌ・エ・センナ : 「シャーレアンからの要請に対する返答は、 私からグランドカンパニー・エオルゼアに共有しましょう。 「暁」の皆様は……。 」
???? : 「た、たたたたた、大変でふっち~!」
カヌ・エ・センナ : 「あなたは……仮宿からの使いですね?」
シルフ族の使い : 「イクサル族のもとへ向かった仲間から、 さっそく緊急の報せが入ったのでふっち……! ゼルファトルにテロフォロイの軍勢が現れたのでふっち!」
シルフ族の使い : 「しかも、敵には帝国兵だけじゃなく、誘拐されていた子たちや、 「異形の蛮神」までが含まれていて、イクサル族の迎撃部隊は、 あっという間に、蹴散らされてしまったそうでふっち!」
アリゼー : 「なんてこと……。 それじゃあ、ゼルファトルのイクサル族は……!」
シルフ族の使い : 「いや、居留地に残っていた子たちは、無事でふっち……! どういうわけか、敵の軍勢はゼルファトルを素通りして、 そのまま西に抜けていったそうなのでふっち!」
アルフィノ : 「ゼルファトルの西方というと……クルザスか?」
白蛇の守人 : 「カヌ・エ様…… まさにそのテロフォロイの軍勢について、イシュガルドから報告が! 敵軍は、クルザス東部高地も通過し、現在も進軍中だそうです。」
白蛇の守人 : 「進軍方向から、目指すはおそらく「カルテノー平原」とのこと! 敵の目的は不明なれど、アイメリク様はすでに、 軍の派遣を決断されたと……。」
カヌ・エ・センナ : 「双蛇党も、すぐに兵を送ると返答を。 今こそ、グランドカンパニー・エオルゼアの真価を、 発揮するときです!」
アルフィノ : 「こんなときに……などと言っていられないね。 どれだけ心挫けようと、それを理由に足を止めてはいけない。 「暁」も戦闘準備を整え、カルテノー平原へ向かおう……!」
シルフ族の使い : 「その前に、もうひとつ情報があるでふっち! なんでも敵の軍勢を率いていたのは、 ローブの男だったそうでふっち!」
グ・ラハ・ティア : 「テロフォロイの軍勢を操る、ローブの男…… まず間違いなく、ファダニエルだろうな。」
アリゼー : 「あいつ、また性懲りもなく……!」
カヌ・エ・センナ : 「皆様、カルテノー平原に向かうようでしたら、 双蛇党の飛空艇をご利用ください……! ランディングに準備させます。」
アルフィノ : 「それでは私たちは、ランディングのそば…… カーラインカフェで、飛空艇の出港準備が整うのを待とう!
カヌ・エ・センナ : 「カルテノー平原へは、双蛇党の飛空艇をご利用ください。 急ぎ準備を整えますので、カーラインカフェなどでお待ちを……。」
アリゼー : 「カフェの入口で、アルフィノが待ってるわ。 それから、もうひとり…… アルフィノとNoleに大事な用があるそうよ。」
グ・ラハ・ティア : 「石の家にも連絡しておいた。 サンクレッドたちも、現地に向かうそうだ。」
フォルドラ : 「…………出立の前に、少し顔を貸せ。」
▼ カーラインカフェのアルフィノと話す
アルフィノ : 「ああ、Nole……。 私も驚いたのだが……フォルドラが私たちを探して、 グリダニアまで来てくれたらしい。」
アルフィノ : 「こちらの状況は伝えたのだが、 どうも、至急の用件があるらしく……。」
フォルドラ : 「……時間は取らせない。 すぐに済むから、ついてこい。」
アルフィノ : 「アレンヴァルド!! よかった、意識が戻ったのだね……!」
アレンヴァルド : 「ずいぶんとアッサリ来ちまったな……。 お前に見おろされる日がさ。」
アルフィノ : 「まさか……足が……」
アレンヴァルド : 「どうも、動かないらしい。 これから、一生な。」
アレンヴァルド : 「おいおい、そんな顔するなよ。 悲しませに来たわけじゃないんだぜ……? お前に、頼みがあるんだ。」
アレンヴァルド : 「俺もさ……戦い続けたかった。 自分のためじゃない、誰かのために戦う英雄のように…… なりたかったんだ。」
アレンヴァルド : 「だから、アルフィノ…… お前に、俺の夢を継いでほしいんだ。」
アルフィノ : 「そんな……私はとても英雄の器ではないよ。」
アレンヴァルド : 「英雄を名乗れと言うつもりはないさ。 みんなが英雄と呼ぶ、我らが冒険者殿だって、 自称してるわけじゃないだろう?」
アレンヴァルド : 「……それでもお前は、間違いなく俺たちの英雄だ。 今も、世界を護ろうと集った人たちの中心で、力強く立ってる。 そうして、自分の想う未来のために戦っているんだろう?」
アレンヴァルド : 「お前も、おなじでいいんだ……。 これまでどおり、自分が信じる未来のために戦ってくれればいい。」
アレンヴァルド : 「ただそこに、俺の夢を一緒にのせてやってほしい んだ。 かつて、アバとオリが俺に夢を託してくれたみたいに……。」
アルフィノ : 「……昔の私ならば、迷いなく頷き、 任せてくれと言い切れたのだろうね。」
アルフィノ : 「けれど、ここまで歩んできたからこそ、 託される夢の重みがわかるんだ。」
アルフィノ : 「今、私は迷いの渦中にいる。 犠牲を生む「戦い」こそが正しい道なのかと問われ、 私は即答できなかったんだ。」
アルフィノ : 「そんな私が、君の大切な夢を背負うことなど……。」
アレンヴァルド : 「わがままを言ってるのは俺だし、決めるのはアルフィノだよ。 でもさ……ひとつだけ、いいか?」
アレンヴァルド : 「それでもお前は……ここにいるじゃないか。」
アレンヴァルド : 「迷っているのかもしれないが、 誰かのために、未来のために、前に進もうとしている。 そんなお前を、俺は友として誇りに思っているぜ。」
アレンヴァルド : 「俺の頼みも伝えられた。 さあ、お前たちを必要とする人たちのところへ向かうんだ。 ……答えは、いつか聞かせてくれればいいさ。」
アルフィノ : 「必ず、また君に会いにいく。 この胸に生まれた答えを、伝えに……。」
アレンヴァルド : 「さあて、俺の夢もここで終わりか……。」
フォルドラ : 「……お前は、存外に狭量な英雄像を抱いていたのだな。」
フォルドラ : 「戦場に立つ勇猛さだけが、英雄の条件か? 剣を手に斬り結ぶだけが、誰かのための戦いなのか?」
フォルドラ : 「折れた剣に込めていた夢はアイツに託した。 なら、今度は……違うかたちの英雄を目指せばいいだけだろう?」
アレンヴァルド : 「フォルドラは厳しいな……。 まだ俺を隠居させてくれないのかよ。」
フォルドラ : 「隠居したいなら勝手にしろ。 だが……もしまだ足掻くつもりがあるなら……。」
アレンヴァルド : 「ああ……どうか力を貸してくれないか? 今の俺が目指すべき英雄のかたち、それを探してみたい……。 」
グ・ラハ・ティア : 「パガルザンのときのように居住地を狙うんじゃなく、 カルテノー平原を目指しているのには、何か目的があるはず…… 戦場での敵軍全体の動きにも、注意を払っておかないとな。」
アルフィノ : 「フォルドラだけを付き添いにしていたところを見ると、 医師の許可も取らず、病院を抜け出してきたのだろうね。 まったく、無茶をする……。」
アルフィノ : 「……そうまでして、アレンヴァルドが、 友と見込んだ私に言葉を届けてくれたんだ……。 私は、私が信じる戦いをして……私だけの答えを見つけてみせる。」
▼ アリゼーと話す
アリゼー : 「…………うん。 何があったかは、あとでゆっくり聞かせて。 それだけ良い顔をしているなら、戦いの準備は万端そうね。」
アリゼー : 「サンクレッドたちも、現地に向かうと言っていたわ。 双蛇党の伝令によれば、アマルジャ族やコボルド族なんかも、 各国の軍勢とともに、カルテノーを目指しているそうよ。」
アリゼー : 「彼らはアラミゴでの誓いを守ってくれた。 その信頼に応えるためにも、ひとりでも多く、 テンパードにされた誘拐の被害者たちを救い出さなくちゃね。」
アリゼー : 「飛空艇も、すぐに飛び立てるそうよ。 さあ、カルテノー平原へと向かいましょう!」
アルフィノ : 「シャーレアンへの要請が断られたことは聞いているね? 帝国が何を企んでいるのか、どう対策をたてればいいか、 見通すことはまた難しくなってしまった。」
アルフィノ : 「そんな五里霧中の我々に、敵は最大戦力をぶつけてきた。 苦しい状況だが、今は全力を尽くすしかない……。 それが未来を作るきっかけになると信じて。」
サンクレッド : 「なんのことはない、俺たちが必死なのはいつものことだ。 今回もまた同じように、やりきるだけさ。」
サンクレッド : 「しかし、急に力強い演説をぶつな。 ……迷いは晴れたのか?」
アルフィノ : 「私はまだ、迷いの霧の中にいる……。 だが、曖昧な心に「それでいい」と言ってくれた人がいたんだ。 前に進もうとすること、それこそが必要なのだと。」
アリゼー : 「気づくのが遅いのよ。 最初からみーんな、あなたはそれでいいって言ってたじゃない。」
エスティニアン : 「こいつは、頭がいい割に馬鹿なところがあるからな。 立ち止まるつもりもないのに、進むべきかと悩むんだ。 ま、らしいとは思うがな。」
グ・ラハ・ティア : 「さあ、オレたちも戦場へと向かおう! テロフォロイの軍勢は、すでに侵入しているらしい。」
アリゼー : 「私は、敵兵の精神汚染を解くことを優先するわ。 できるだけ無力化するように心がけてみて……!」
ウリエンジェ : 「敵の行動目的は、いまだ謎のまま。 みなさま、ゆめゆめお気をつけを……。」
カヌ・エ・センナ : 「皆様、聞こえますね……。 テロフォロイの軍勢は、カルテノー平原の全域に展開しております。 」
メルウィブ : 「上空にアシエンの姿を捉えたが、すぐに行方をくらませた……。 どうやら、高みの見物を決め込むつもりらしい。 」
ヒエン : 「異形の蛮神め、どうにも動きが読めん! 奇襲してきたと思えば、追撃もせず何処かへ姿を消したぞ……! 」
ラウバーン : 「何らかの目的があって行動しているのかもしれん……。 「暁」は、異形の蛮神の捜索、および撃破にあたってくれ!」
アルフィノ : 「こちら「暁」、エオルゼア統合司令部へ! 任務了解、繰り返す、任務了解……!」
アルフィノ : 「まずは、目の前の敵を叩くことに集中しよう!」
アルフィノ : 「次から次へと……これではキリがないぞ……!」
グ・ラハ・ティア : 「オレが、奴らを引きつけよう! みんなは異形の蛮神を探してくれ!」
ウリエンジェ : 「では、分散して索敵を…… サンクレッドとヤ・シュトラは、私と東側へ……。」
アリゼー : 「私は、ここでテンパードの相手を……! 少しでも、精神汚染された人たちを治療するわ!」
エスティニアン : 「なら、俺は西側をあたろう。 相棒、アルフィノ……付いてきてくれ……。」
グ・ラハ・ティア : 「さぁ、行ってくれ!」
ウリエンジェ : 「皆さん、ご無事で…」
エスティニアン : 「こっちだ!」
アリゼー : 「さあ、はやく行って!」
「暁」が展開していく中 アリゼーたちは帝国軍と 戦闘を続けていた
グ・ラハ・ティア : 「チッ、敵の増援か……。」
アリゼー : 「これじゃあ治療ができないわ、先に敵を制圧しましょう!」
アリゼー : 「エーテル放射を受けすぎているようね……。 これだけの汚染ぶりとなると、戦闘中に治療するのは……。」
グ・ラハ・ティア : 「肉体の変容が始まっているようにも見える。 帝国兵といえど操られている者を倒すのは、心苦しいが……。」
グ・ラハ・ティア : 「こんな……こんな戦い、早く終わらせなければ!」
アリゼー : 「やっと、敵の増援も途絶えたみたいね……。」
グ・ラハ・ティア : 「今のうちに、精神汚染された者たちの治療を!」
グ・ラハ・ティア : 「アリゼー、こっちだ!」
ヤ・シュトラ : 「みんな、見えているわね?」
アリゼー : 「ええ、まるで何かの目印みたい。 あの柱は、いったい……?」
ヤ・シュトラ : 「この目が……より深くエーテルを見通せるようになってから、 カルテノー平原へと赴いたことはなかったけど。 今この地に立ってみて、気づいたことがあるの。」
ヤ・シュトラ : 「ここは、アジムステップにあった「楔石の虚」と同じ。 いえ、あれ以上に各地の地脈が集まっている、 エーテルの流れの結節点よ!」
ヤ・シュトラ : 「ファダニエルが埋め込んだ、あの光の柱は…… 地脈にまで伸び、結節点に食い込んでいる。」
ヤ・シュトラ : 「敵の狙いが読めたわ……。 光の柱を、異形の蛮神たちに破壊させることで、 連鎖的に結節点を破壊するつもりよ!」
ヤ・シュトラ : 「そうなると、地脈の流れが乱れてしまう。 大地震が起きたり、この一帯が死の大地になる可能性も……! みんな、何としても破壊を食い止めて!」
ウリエンジェ : 「いかなる企みによって、結節点を破壊するのか……。 見通せぬことも多いですが、今はただ阻止するのみ。 地脈の結節点を破壊されぬよう、守り抜きましょう……!」
▼ ルナオーディンを撃破し、結節点を守る
サンクレッド : 「見つけたぜ、こいつはオーディンか……! 俺が敵の攻撃を引きつけるから、ふたりは補助を頼む!」
ヤ・シュトラ : 「身動きが…!」
サンクレッド : 「鎖は俺が! ウリエンジェは守りを固めてくれ!」
サンクレッド : 「強烈なやつがくるぞ! こいつは避けるしかなさそうだ……!」
サンクレッド : 「今度は俺か…!」
ヤ・シュトラ : 「くっ、この力……! 3人で守りを固めないと、結節点が耐えられないわ!」
ウリエンジェ : 「先に、サンクレッドの拘束を解きましょう!」
ヤ・シュトラ : 「守護の魔法を!」
ヤ・シュトラ : 「なんとかなったわね…」
サンクレッド : 「さぁ、反撃だ!」
ヤ・シュトラ : 「また攻撃を仕掛けようとしている……! 結節点の様子に気を配りつつ、できるかぎり回避して!」
ヤ・シュトラ : 「あら、最後の悪あがきかしら?」
サンクレッド : 「させるものかよ……! このまま押し切るぞ!」
一方 その頃グ・ラハ・ティアたちは異形の蛮神 ルナラーヴァナと対峙していた
▼ ルナラーヴァナを撃破し、結節点を守る
アリゼー : 「あの姿、武神ラーヴァナね……! 生半可な相手ではないわ、全力でいくわよ!」
グ・ラハ・ティア : 「コイツを倒して、結節点を守ればいいんだな……?」
アリゼー : 「蝶たちが結節点を狙ってる!? くっ、この数を叩き落すのは……!」
グ・ラハ・ティア : 「オレに任せろ! 「ブレイク」で蝶の動きを封じる!」
アリゼー : 「仕掛けてくる…!」
アリゼー : 「な、なんとか耐えきったわね……! 今度は、こちらがお見舞いする番よ!」
アリゼー : 「エーテルをかき集めて……仕掛けてくるわよ! ラハ、「ブレイク」で妨害できない!?」
アリゼー : 「私が、敵の防御を打ち破るわ! 集中するから……あとは頼んだわよっ!」
グ・ラハ・ティア : 「ああ! 敵の行動は「ブレイク」で妨害する……!」
アリゼー : 「はああぁぁっ…!」
アリゼー : 「待たせたわね! これが私の全力……喰らいなさいッ!」
一方 そのころ冒険者たちは異形の蛮神 ルナイフリートと対峙していた
▼ ルナイフリートを撃破し、結節点を守る
アルフィノ : 「焔神イフリート…… アレンヴァルドが遭遇した異形の蛮神か……! 」
流血のエスティニアン : 「嫌な気配を漂わせてやがる……。 アルフィノ、相棒、集中していくぞ!」
エスティニアン : 「やれやれ…… さっさと破壊しないと、マズイことになりそうだな……!」
アルフィノ : 「この楔は…!」
アルフィノ : 「こちらは、私が!」
アルフィノ : 「な、なんて数だ……! 結節点もろとも、破壊し尽くすつもりか!?」
エスティニアン : 「……こちらも、奥の手を出すぞ!」
エスティニアン : 「ぐっ…反動が…! 」
ルナイフリート : 「ウグァァァァァ!」
アルフィノ : 「私が、必ず護ってみせる! これ以上……誰も傷つけさせはしないっ!」
アルフィノ : 「うおおぉぉ!」
エスティニアン : 「コイツをぶちのめすぞ……俺たちの手でな!」
ファダニエル : 「おやおや……ここまで抵抗するとは予想外でしたね。 計画を早めるつもりでしたが、失敗失敗。」
ファダニエル : 「……まあ、構いません。 少しばかり、時間がかかるだけのこと。 」
帝国軍の軍団兵 : ガレマ……帝国……ばんざ、い……。」
アルフィノ : 「アリゼー、精神汚染された者たちは……。」
アリゼー : 「できうる限りは、治療したわ。 ポークシーを持つ術士たちも全力を尽くしてくれた。 でも、全員を救うことは……」
アマルジャ族の戦士 : 「……暗い顔をなさるな、「暁」の勇者たちよ。」
アマルジャ族の戦士 : 「感恩戴徳……。 帝国に連れ去られた同胞すべての帰還は叶わずとも、 少なからぬ者たちを正気に戻すことができた。」
アマルジャ族の戦士 : 「我らが同胞を救うため、 そなたらが死力を尽くしてくれたことは、疑う余地もない。 だから……どうか、顔を上げてくれ。」
アリゼー : 「私はまだ……まだまだ未熟だけど…… これからもまっすぐ、走っていくから……」
アリゼー : 「伝えてくれて、ありがとう。 あなたたちの言葉に、私の方が救われたわ。」
アルフィノ : 「決して、完全なる勝利ではない……。 それでも、私たちは、きっと前に進んでいる……!」
アルフィノ : 「ここで……ここで、立ち止まってなるものか……。 そうだろう? 」
アルフィノ : 「すべての者が、おなじ月を見上げた……。 あの光景を、私は決して忘れないよ。」
アリゼー : 「正気に戻った人たちは、各国の術士が様子を見てくれるそうよ。 念のため、しばらく経過を観察してから、 それぞれの種族のもとに送り返すって。」
サンクレッド : 「ボナンザ号に、この人数が乗ると、 ぎゅうぎゅう詰めになるからな……。 イシュガルドの飛空艇に乗せてもらえて助かった。」
エスティニアン : 「……エオルゼアから誘拐したテンパード、 そして異形の蛮神が、敵軍の主力を占めていた。 規模こそ大きかったが、帝国軍の被害は少ないといえる。」
エスティニアン : 「信徒は「使い捨て」ってか……気に食わない連中だ。」
ウリエンジェ : 「カルテノー平原の地下といえば、オメガが封じられていた場所。 アラグ帝国は、平原に結節点があることを知って、 オメガ封印の地とすることを決めたのでしょう……。」
ヤ・シュトラ : 「敵が、再度カルテノー平原に進軍してこないとも限らないわ。 結節点のことも気になるし、同盟軍にはたらきかけて、 しばらく監視をすべきでしょうね。」
グ・ラハ・ティア : 「どうにも、ファダニエルの狙いが読めないな。 戦場に出てきたと思えば、大した介入をするわけでもなく、 あっさりと引き下がって……。」
グ・ラハ・ティア : 「とてもじゃないが、 作戦の成功にこだわってるようには見えなかった。 ここでの戦いがどうなろうが、大局は変わらない……か?」
タタル : 「皆さん、ご無事で何よりでっす! しかし……盟主の方が石の家にいるのを見ると、 なんだか緊張しまっすね。」
▼ アイメリクと話す
アイメリク : 「君たちを護送する役目は、無事に果たせたようだな。 牽引してきた「暁」の飛空艇も、都市の外れに停泊させてある。 後ほど、回収してくれ。」
サンクレッド : 「ああ、イシュガルドの飛空艇に乗せてくれたおかげで、 帰路の間、ゆっくりと休むことができた……。 しかも、議長自ら帯同してくれるとはな。」
アイメリク : 「帰還の方向も一緒だからな。 それに何より、勝手気ままな放浪生活を辞めて、 まっとうな仕事に就くことになった、友人の様子が気になってね。」
アイメリク : 「新たな職場に、だいぶ馴染んでいる様子で安心したよ。」
エスティニアン : 「フン……東方での旅暮らしに飽きただけだ……。」
アイメリク : 「カルテノーでは、我らの勝利に終わったが、 敵が、手持ちの兵力のすべてを使い切ったとは思えない。 さらなる拉致の企みや異形の蛮神召喚の危険は、まだあるだろう。」
アイメリク : 「……だが、それらの対処は、 私たちグランドカンパニー・エオルゼアに任せてほしい。 これは、エオルゼア統合司令部の総意だ。」
アイメリク : 「我々は、全力をもって異形の蛮神を抑えてみせる。 その間に「暁の血盟」には、 「終末の塔」の攻略方法そのものを探ってもらいたいのだ。」
ヤ・シュトラ : 「たしかに、あの塔をどうにかしないかぎり、 異形の蛮神という脅威を、完全に拭い去れないわ……。」
ヤ・シュトラ : 「そして「暁」には、エーテル学に通じた者も多い。 何らかの方法でエーテルを集める塔の機構を解明するには、 私たちが適役かもしれないわね。」
サンクレッド : 「加えて、身軽だしな。 エオルゼア統合司令部や東方連合に有効な情報がないなら、 必然、それ以外の地域や機関をあたることになる。」
サンクレッド : 「各国直轄の兵士が乗り込むより、 俺たちだけの方が、やりやすいだろう。」
アイメリク : 「ああ、私たちも、まさにそういった理由で決断した。 このあと、どれほどの激戦が待ち受けていようとも、 君たちに託すのならば……信じて待てる、とね。」
アイメリク : 「ありがとう……。 これで皆、憂いなく戦い抜けるだろう。」
アイメリク : 「それでは、私はイシュガルドへと戻る。 グランドカンパニー・エオルゼアの助力が必要なときは、 いつでも申し付けてくれ。」
アルフィノ : 「……テロフォロイが何を企んでいるにせよ、 「終末の塔」が、鍵のひとつであることは間違いないだろう。」
アルフィノ : 「塔の攻略が叶えば、いよいよテロフォロイも、 本気で、我らに牙を向いてくるに違いない。」
アルフィノ : 「そのときから、きっと始まるのだろう。 私たち……いや、「君」と、 帝都の最奥にいるであろう「奴」との、最後の戦いが。」
アルフィノ : 「あるいは…… 「終末」の災厄、そのものとの死闘が……!」
アリゼー : 「それで、具体的にはどうしましょうか? サンクレッドのいうとおり、知ってる範囲に答えがないなら、 私たちが行くべきは……」
グ・ラハ・ティア : 「……シャーレアン本国。」
グ・ラハ・ティア : 「哲学者議会の不可解な言動が、 本当に今回の件と関連しているのかは、まだわからない。」
グ・ラハ・ティア : 「だが、ただならない事態が進行してるのは確実だろう。 じゃなきゃ……アルフィノとアリゼーが信頼してる父親が、 あんな突き放し方をしないと思うんだ。」
ウリエンジェ : 「……同意いたします。 我らが故郷は、あまねく知識の集積者。 今、常ならぬ動きをしているのであれば、必ずや意味がある。」
ウリエンジェ : 「そうでなくとも、かの地はエーテル研究の最前線です。 塔を分析するにあたって有用な情報も手に入りましょう。」
エスティニアン : 「お前らがそう決めたなら、従うさ。 どこであれ、俺は自分の思うように槍を振るうだけだ。」
サンクレッド : 「お前もそれでいいか?」
アリゼー : 「ふふ、なによそれ! ……でも、心配してくれて、ありがとね。」
アリゼー : 「ええそうよ…… あっちがとことん引きこもる気なら、 こっちから勢いよく乗り込んでやろうじゃない!」
ヤ・シュトラ : 「それじゃあ、ひとまずはクルルからの連絡を待つとして…… ひとつ、今のうちに調べておきたいことがあるの。 つきあってもらえるかしら?」
サンクレッド : 「……「終末の塔」がらみか?」
ヤ・シュトラ : 「ええ、ちょっと嫌な予想があって。 なるべく早く実態を把握しておきたいのよ……。」
一方 ガレマール帝国・帝都ガレマルド
ファダニエル : 「いやはや、なかなかどうして、 エオルゼアの連中もやるものですねぇ……?」
Those Eorzeans certainly are a stubborn bunch, though I suppose you knew that already.
ファダニエル : 「あいにくと、結節点の破壊には失敗。 今後も地脈の流れはカルテノーに集まり、 「杭」へのエーテル供給は、相応のものになるでしょう。」
My plan to redirect the aether from Carteneau came to a rather less-than-satisfactory conclusion. It was, in many respects, an abject failure.
ファダニエル : 「残念ですが、その分こちらの出力を上げればいいだけのこと。 少しばかり、アレの見る夢が深くなりますが…… 問題ありませんよね?」
Which does of course raise the question of where we are going to procure the requisite amount. The obvious solution would be to draw on resources a little closer to home, though that would require our dreamer to dream a trifle more deeply...
ゼノス・イェー・ガルヴァス : 「……構わん。 アレにとっては、むしろ本望だろう。」
So be it. The dreamer will not complain.
ファダニエル : 「では、急いで調整いたしましょう。 「神の門」は、こうして完成しているのです…… あとはエネルギーさえかき集めれば、念願の獲物に手が届く!」
Then let us begin the preparations at once. With the “gateway of the gods” complete, all that remains is to gather the necessary aether, and our prize shall be within reach!
ファダニエル : 「さあさあ、うんと働きなさい! 私のために! あなたのために!」
The time has come to fulfill your heart's desire! My desire!
ファダニエル : 「そして、終わりに抗おうとしている、 美しく唾棄すべき、人類の皆々様のために!」
To relieve those wretched creatures of their meaningless existence!
数多の命も 闇夜の月も 喰らいつくして お前を待とう
While I await you, I shall drink a sea of souls and gorge myself upon the darkened moon.
怒りを燃やせ 憎悪に滾れ その果てに…
Then you shall come to me, all rolling rage and rancor...
至極の一戦を果たそうぞ
And the stars shall bear witness to our final contest.
ヤ・シュトラ : 「やはり……ここも地脈の流れが変わってるわ。」
サンクレッド : 「ザナラーン方面も同じだな。 どこで計測しても、記録とは異なるエーテル波形しか出てこない。」
グ・ラハ・ティア : 「それに、地脈を流れるエーテルの濃度が低下してるんだ。 自然現象とは、とても思えないくらいにな……。」
ウリエンジェ : 「お戻りになりましたか。 ……ドラヴァニアの方はいかがでしたか?」
アルフィノ : 「いくつかの地点で観測を行ったが、 「終末の塔」に近いほど、エーテルの減少が顕著だったよ。 つまり……」
アリゼー : 「塔が地脈からエーテルを吸い上げてる可能性が高いってこと! これが蛮神召喚のカラクリだったのかしら……?」
サンクレッド : 「ともかく、「石の家」に戻るぞ。 タタルに頼んで、エオルゼア統合司令部に、 観測結果を送るんだ。」
お願い__聞いて___
Hear me... Hear me...
危機が__終わりのときが__迫って__
Darkness comes...and with it...the end...
護って__あなたの__星の未来を__
The fate...of the star...is in your hands...
エスティニアン : 「おい相棒、どうかしたのか?」
アルフィノ : 「あの後、アレンヴァルドはフロンデール薬学院に戻ったらしい。 ……様子が気になるが、自身の迷いに答えを出せていない以上、 会いに行くことはできないよ。」
アルフィノ : 「今、彼と対面しても、 また、あの気丈な笑顔を向けられて終わるだけだろう。 悩んで、あがいて、進んで……それからだ。」
タタル : 「本格的に事態が動き出すのは、 皆さんがシャーレアン本国に乗り込んだ後でっしょう。 そのときに備えて、しっかり英気を養っておいてくだっさい!」
サンクレッド : 「塔に捕らえられた獣人を救い出そうにも、 強引に引き剥がせば、彼らを死に追いやるだけか……。」
サンクレッド : 「異形の蛮神召喚を食い止めるには、彼らの救出が不可欠だ。 今は、テロフォロイによる誘拐事件を未然に防ぐことで、 被害の拡大を防ぐしかなさそうだな。」
ウリエンジェ : 「私とサンクレッドが帝都で目撃した光景…… 魔導城での労働に勤しむ人々の姿もまた、 テロフォロイによる精神汚染の影響なのでしょう。」
エスティニアン : 「クガネにラザハン、そして帝都…… 竜詩戦争が終結した後、世界各地を旅したが、 シャーレアンには行ったことがない。」
エスティニアン : 「アルフィノみたいな頭でっかちな連中ばかりが、 住んでいる街なんて、ゾッとするな。」
グ・ラハ・ティア : 「フルシュノさんの言葉を聞いて実感もできただろうが、 シャーレアンは、国外の争いに不干渉の姿勢を貫いている。 その頑なさには、きっと裏があると睨んでいるが……。」
グ・ラハ・ティア : 「本国の方針に真っ向から反対してきた「暁」の入国は、 内部からの手引がないと、相当に難しいだろうな。 クルルから、良い知らせが届くことを信じて待とう。」
ヤ・シュトラ : 「接近した者の精神を汚染し、傀儡に作り変え、 捕らえた獣人たちを利用して、強制的に蛮神を呼び降ろす。 そして、地脈からもエーテルを……。」
ヤ・シュトラ : 「どうにも、テロフォロイの狙いが見えてこないわね。 彼らは塔を利用して、何を成し遂げようとしているの……?」
アリゼー : 「シャーレアンやお父様の態度は、まったく納得いかないわ。 何を隠していようと、私たちで暴いてやりましょう! 脅威から目を逸らしても何にもならないと、私が教えてやるわよ。」