StQ 1-1 失われた聖遺物
ケイテン : おや、ちょうどいいところへ来なすった。東アルデナード商会のハンコックさんが、貴女様を探しておいででしたよ。
ケイテン : なんでもお伝えしたいことがあるとかで。ウルダハ商館でお待ちになっていると思いますよ。さぁ、どうぞお急ぎくださいませ。
▼ ウルダハ商館応接室のハンコックと話す
ハンコック : ご足労いただきまして恐縮デス。タタルさんから、また危険な冒険に赴いたとだけ、聞いていましたが……無事に再会できたことを嬉しく思いマ~ス!
ハンコック : 私も、遠方より「暁」のことを案じておりマシタ。実はタタルさんの要請を受け、彼女の「助っ人」探しについても、陰ながら情報を……。
ハンコック : ……と、おしゃべりに興じるのはまたの機会にしまショウ。解放者さん宛に、ドマのヒエン様から伝言を預かっておりマス。
ハンコック : 東方連合の一角を成すボズヤ・レジスタンスから、解放者様のご助力を是非とも……という内容デス。至急、ドマへ来て欲しいということデシタ。
ハンコック : かつて、ボズヤという名の小国が、イルサバード大陸南部……ダルマスカ管区の西にございまシタ。今は帝国属州のボズヤ管区としてその名を残しておりマス。
ハンコック : ドマのヒエン様が音頭を取る形でつくった東方連合に、そのボズヤのレジスタンスも参加しており、蜂起の機会を窺っているらしいデス。
ハンコック : いずれにしても、まずはヒエン様にお会いするべきデスネ。ヤンサの烈士庵に、伝言を届けてくれた「ドマの密使」がいるはず。そちらを尋ねてくださいとのことでございマス。
ハンコック : ヤンサの烈士庵に、伝言を届けてくれた「ドマの密使」がいるはず。 そちらを尋ねてくださいとのことでございマス。 どうぞ、お気を付けて!
▼ 列士庵にいるドマの密使と話す
ドマの密使 : 解放者様、お待ちしておりました。
ドマの密使 : 帝国属州南方を支配する第IV軍団に新たな動きがあったと、ボズヤ・レジスタンスからそう連絡を受けております。詳細につきましてはヒエン様より直接お聞きくださいませ。
ドマの密使 : ヒエン様ならドマ城の様子を見に行くと、そう仰せになられてお出かけになりました。裾踏橋あたりにおいでかと思われますので移動しましょう。
▼ ドマの密使と話す
ドマの密使 : ヒエン様はあちらの裾踏橋においでです。
ヒエン : ……城攻めの前にも、こうやってふたりで見たことがあったな。帝国軍が駐留する城であったが、美しい姿をしていた……。そなたも、それを覚えていよう。
ヒエン : 紹介しよう。ボズヤ・レジスタンスのマルシャーク殿だ。
マルシャーク : 解放者殿、はじめてお目にかかります。私の名はマルシャーク。ボズヤ・レジスタンスより参りました。
マルシャーク : 我々は、帝国より故郷を奪還し、祖国であるボズヤを復興するために活動しております。
マルシャーク : 現在はドマ国やエオルゼア諸国の庇護の下、シタデル・ボズヤを奪還すべく大規模な反攻作戦を計画中でして、東方連合を束ねるヒエン様には連絡を怠らぬようにしております。
ヒエン : 本題に入ろう……。そのボズヤから第IV軍団の動向について受けた報告の中に、かの地の安全を脅かすやもしれぬ案件があってな。
マルシャーク : 第IV軍団は、ドマ以西の帝国属州、すなわち、ナグサ準州、ダルマスカ管区、ボズヤ管区など、帝国の南方属州を支配する精鋭の軍団です。
マルシャーク : 第IV軍団はダルマスカに拠点を築き南方属州を支配しており、その兵力の大半をダルマスカに集中させていました。これまで彼の地では反乱が度々起きていますからね。
マルシャーク : ところが、東方連合を警戒したためなのか詳細は不明ですが、ボズヤに駐留する兵力を増やしていることが判明致しました。しかも、三個歩兵大隊の大勢力が移動中とのこと。
マルシャーク : 我々は、帝国側の態勢が整う前に反攻作戦を開始したいと、そう考えているのですが、いかんせん、ボズヤは小国。兵力もさることながら未だ一枚岩とは言い難く……。
ヒエン : 多民族国家のダルマスカも、各グループ同士の意見が食い違い、ひとつのレジスタンスとして組織化するのが遅れているらしい。「レンテの涙」のフラン殿も苦心しておられるそうだ。
マルシャーク : ヒエン様に相談したところ、ひとつの「策」を頂きました。
ヒエン : わしの策というよりゴウセツの策……であろうな。ドマ奪還の時を思い出してほしい。
ヒエン : いざ、帝国と立ち向かおうとした時、このドマとて民草の心は大いに揺れた……。帝国と刃を交えるのか、それとも帝国民として静かに暮らすのか。
ヒエン : ゴウセツとそなたは、このわしを迎えに来た。
ヒエン : ……わしにはわかっていた。いつか、戦いの狼煙を上げるためにわしが必要だと。
ヒエン : つまりは、民草が心を寄り添わせるための「御旗」を用意すべし、熾烈な戦いに、命を失うほどの過酷な争いに心折れぬよう、民草の心をひとつにするための「御旗」が必要だと説いたのよ。
マルシャーク : 我々はひとつの結論に至りました。女王の親衛隊……「グンヒルドの剣」を復活させることを!
マルシャーク : 第三星暦時代、小国ボズヤを統治した女王グンヒルドは、アラグ帝国の脅威に抗うため、女王の親衛隊「グンヒルドの剣」と共に戦いを繰り広げました。
マルシャーク : 彼らは各々が「神の御力」を有する武器を手にし、女王のために命を捧げたと伝えられています。たとえ命が尽きようとも、次世代の勇者がその武器を手にし戦う。
マルシャーク : いつしか、それらの武器も、「グンヒルドの剣」と呼ばれるようになりました。これはボズヤの民なら誰もが知る伝承です……。
マルシャーク : 我々の策とは、この「古の武器」の復活!この「聖なる遺物」を復刻し、それを御旗としたいのです!民は御旗の下に集い、帝国に抗うことを誓うでしょう!
マルシャーク : そのために、「英雄」としても名高い貴女様のご助力を是非!我々はその策のために様々な方の協力を仰いでおります。どうかボズヤの地へおいでくださいませ!
ヒエン : 城を失っても民さえいれば国を成すことはできる。その民のため、まずは帝国を追い出さねばなるまい。……ボズヤに対する支援の強化、約束しようぞ。
ヒエン : とはいえ、いつまた帝国との前線に動きが出るやもわからん。東方連合の長として、わしが直接支援に赴くわけにはいかぬのだ。解放者として、彼らの話を聞いてやってはくれまいか?
ヒエン : ありがたい……この聖遺物の件、そなたに託した。何かあったら遠慮なく相談してくれ。できるかぎりの支援を約束しよう。
▼ マルシャークと話す
マルシャーク : ドマ町人地にボズヤへ移動するための飛空艇が停泊しております。 そちらへ参りましょう。
👉 StQ 1-2 グンヒルドの剣と「紡ぎ手」