StQ 1-3 シタデル・ボズヤ蒸発事変
ガーロンド社の事務員 : ドマ町人地へ向かってください。 船着場のボズヤ行き連絡艇前で落ち合いましょうって話ッス。 イケメンのシド会長がお待ちのはずッスよ!
▼ ドマ町人地にいる東方連合の飛空艇案内人と話す
シド: この町はいいな、活気に満ちあふれてる……。民は皆、明日へ向かって精一杯生きようとしている……。これが平和ってヤツなんだな。
シド: わかっている……わかっているさ。俺にはやらなきゃいけない仕事……果たさなきゃいけない責任なんだと思う。
シド: さっきまでヒエンとドマの復興について話をしていたんだ。ガーロンド・アイアンワークス社としても、できる限りの支援をするつもりだと、あらためて約束した……。
シド: だが、ガレアン族の俺が何故そこまでするのかを問われてな……もちろん、すでに帝国市民としての身分を棄てた人間だ。反帝国側の立場でその脅威に立ち向かうのは当然だと考えている。
シド: とはいえ、罪悪感がないと言えば嘘になる……。亡命するまでの間、機工師として腕を振るってきたからな。それに、祖国を正したいという気持ちもある……。
シド: やはり、亡命帝国人といえども、自分の根っこを棄てることはできんというわけさ……。
シド: ……忘れたことなんて一度もないさ。記憶を失っていた時は別だが、少なくとも、俺が帝国を離れたのはあの一件が契機だからな。
シド: 「メテオ計劃」に問題があったのは間違いないが、それでも父を、ミド・ナン・ガーロンドを説得できていたなら、あんな事故を起こさずに済んだはず……。
シド: あのとき……奴に邪魔されなければ……奴を退けるだけの力があったなら、ああはならなかった……すべては俺の力不足が原因だ……。
シド: ああ、ヒエンにも同じことを言われたよ。ボズヤ・レジスタンスは近々、大規模な反攻作戦を計画している。だが第IV軍団は強敵だ……。
シド: だからこそ、ボズヤには各国の支援が必要であり、ドマも全力を挙げてその一翼を担う決意だと、そして、俺の協力もまた必然なのだ……とね。
シド: ……言われるまでもない。罪を償えるとは思わないし、過去にケリをつけたいわけでもない。今はただ、ひとりの「反逆者」として俺なりの戦いをするだけだ。
シド: ボズヤへ向かおう。俺にできることがあるならば、是非とも協力させてくれ。
マルシャーク : 記憶探索の秘術が本当に存在するとは……。「覗覚石」の分析で秘術を再現するとは、さすがシャーレアンの賢人様といったところでしょうか。
バイシャーエン : 記憶世界において精神に深刻なダメージを受けると、それが肉体にも反映されるとか……。ご武運をお祈り致します!
ミーシィヤ : 記憶探索の秘術……私はなんのお手伝いもできませんが、女王の銘文の手がかりを手に入れ、無事にお戻りになることを祈りますね……。
ゲロルト : 機工師シドってのは、優れた職人であるだけでなく、ワイルドさを兼ね備えた、渋い男なンだろう?……ま、どっちも俺の圧勝だろうがな!
▼ ガンゴッシュのミコトと話す
ミコト: それでは、早速ですけど、始めたいと思います。シタデル・ボズヤでの生活を思い出してみてください。難しく考えず、こんなことがあったなという程度で結構ですので。
シド: ああ……わかった……。努力をしてみるさ……。
シド: ここは……蒸発前のシタデル・ボズヤ……!だが、地面も建物も異常すぎる……どういうことなんだ!?
ミコト: 記憶の再現が不完全ですね……。よほど思い出したくない記憶なんでしょうか……。
シド: ……ともかく交信雷波塔へ向かおう。北にある「プリンシピア」という区画にあったはずだ……。
シド: 遠方に軍の拠点が出現したぞ……。そうか、俺が強く意識したものが現れるのか……!
ミコト: あの施設がプリンシピア…?
シド: どういうことだ……。道が分断されているぞ?
ミコト: 記憶の再現が甘いのかもしれません。当時のことを尋ねて、強く思い出してもらいましょう。
シド: くっ……俺は本能的に恐れているのか……?あの時の出来事を思い出すのを……。
シド: 帝国軍か……重要な実験を控えていたからな。兵たちもピリピリしていたのを覚えている……。
シド: くっ……俺は本能的に恐れているのか……?あの時の出来事を思い出すのを……。
シド: そうだな……こんな風に青い石畳が続いていて……軍事施設の周辺以外は、伝統的な街並みが続いていたはずだ。
シド: 話しているうちに、思い出してきたぞ……。そうだ、この先で俺は見たんだ。
ミコト: 道が繋がりましたね……!この調子です、このまま思い出しましょう!
シド: ああ、わかった……努力しよう。……北に見えるのが、目的地の「プリンシピア」だ!
シド: 建造物の屋上を見てくれ……。あの尖塔が「交信雷波塔」だ……!
ミコト: あれが交信雷波塔…蒸発事変の元凶ですか…
シド: また道が途絶えている……。俺の心の弱さが、思い出すことを拒絶しているのか?
シド: すまない、自分でも思い出そうとしているんだが……何か記憶を刺激するような物がないか、探してみてくれないか?
ミコト: なるほど……当時を思い出させる手がかりですね。Noleさん、周囲を探してみましょう!
ミコト: あちらを探してみますね!
ミコト: あの武具…手がかりになりませんか?
使い込まれた剣と盾がある。ガレマール帝国軍の装備ではないようだ。誰が使ったものだろうか?
破壊された魔導アーマーの残骸がある。激しい戦闘が行われたのだろうか?
シド: 使い込まれた武具と、魔導アーマーの残骸があったと?そうか、あの時、俺は……!
ミコト: 上手くいきましたね!さあ、先に進みましょう。
シド: やはりそうだ…あの日の俺は…!
ミコト: なんだか、警戒が厳しいですね……。物々しい雰囲気になってきました……。
シド: 当時、ボズヤ市街には戒厳令が敷かれていたんだ。実験に反対するレジスタンスがいたからな……。
シド: あの日は……ボズヤはまさに混乱していた……実験を中止させようとレジスタンスが侵入して……
シド: ……提案がある。再生された記憶に干渉できるか、試してみないか?
ミコト: 確かに、検証しておくべきかもしれませんね。……では、あの帝国兵たちを排除してみましょう。
シド: やはりそうか…
ミコト: 倒しても、元の状態に巻き戻ってしまいましたね。
シド: 記憶への干渉は、想像以上に難しいようだな。よし、検証は切り上げて、先に進もう。
シド: 正面に見えるのが「プリンシピア」……交信雷波塔の管制室は、この中にあったはずだ。
シド: うおおおッ!?
ミコト: きゃああっ!
シド: な、なんだ!?こんなバケモノたちは、見たことがないぞ!
ミコト: こ、これは……おそらく、記憶を思い出させまいと、シドさんのトラウマが生み出した障害です!
ミコト: 記憶の再生による帝国兵と違い、これを倒さない限り先へは進めません……!
ミコト: クッ……なんて数なのかしら……!?拒絶反応による攻撃にも注意してください!
ミコト: トラウマが生み出した障害は、ちゃんと倒せるみたいですね。これがわかっただけでも収穫です。
シド: 想定外のバケモノに驚いたが、目的地は近い……。気を取り直して行こう。
ミコト: ここが「プリンシピア」区画……?この中に、交信雷波塔の管制室が……。
ミコト: こんなところにバハムートが!? いるはずがないッ!シドさん、しっかり……しっかりしてください!
シド: 俺の恐れが、いるはずのないバハムートを、呼びおろしたとでも……!?
ミコト: こうなったら戦うしかありません!障害を排除して、シドさんの記憶を正しましょう!
シド: か、体が……動かない……!?
ミコト: シドさんの精神状態が不安定になっているようです。この幻影が原因なら、早く倒さないと……!
ミコト: 用心してくださいッ!バハムートの様子が妙です!
ミコト: 気をつけてください、周囲に複数のバハムートが!なんて強烈なトラウマなんでしょう……!?
ミコト: もうひと息です……!シドさんのトラウマを打ち破りましょう!
シド: ……助かった、もう大丈夫だ。情けない姿を見せてしまったな……。
ミコト: トラウマの象徴である幻影を打ち破ったことで、シドさんの記憶もより真実へ修復されたようですね……。
ミコト: あれはシドさん? わ、若いですね……!当時の記憶が再現されているのでしょうか……。
シド: あの時も…俺は…この通路を…親父と…
若きシド: 父上、ただちに実験の中断を……!ここに危険性を示すデータがあります!
ミド: 黙れ、黙れ、黙れ……!そんなもの見る価値もないわ……!
若きシド: なぜ、なぜなんです……!父上とて、おわかりになっているはずでしょう?
シド: 誰よりもデータを重視していた親父がなぜ……。これじゃ、まるで……。
ミコト: 若き日のシドさんが、何か書類を落としたようです。確認してみましょう。
落とされた書類 : 若き日のシドが記した、月の衛星「ダラガブ」の観測データのようだ。几帳面な文字で、難解な数式と数字が羅列されている。シドの推論によると「ダラガブ」は、太陽エネルギーを集積し、波長を変えて送る機能を有している可能性が高いようだ。
受信設備が不十分な状態で「ダラガブ」を起動すれば、数千年に亘って蓄積されてきた膨大なエネルギーが降り注ぎ、重大事故が発生するであろう、と結論付けている。
ミコト: 危険性を示すデータが、こんなにいっぱい……。
シド: 親父を止めようと、必死に書いたんだ。だが、聞き入れちゃくれなかった……。
ミコト: 私の推測が正しければおそらく……「影響」をすでに……と、とにかく、管制室に入りましょう。
ミコト: 見てください!あれが失われた「古の武器のレプリカ」!
ソル・ゾス・ガルヴァス : なにをしに来た、シド・ガーロンド?雌羊がごとき軟弱な精神の技術者よ!この崇高なる「メテオ計劃」を止められるとでも思うてか?
シド: いや……違う……落ち着け、落ち着くんだ、シド…………ここに、ソル帝がいたはずはない…………。
シド: やめろ! おやめくださいッ、ヴァリス殿下!
ミコト: 撃たれたのは今のシドさんじゃないッ!過去のシドさんですッ!
ヴァリス: 何故立ち上がる、シドよ?この街が業火に包まれ灰燼と化すのは貴様のせいだ……!ボズヤを塵と灰の死都にした男と呼ばれるがいい……!
ヴァリス: 貴様は敗北者だ、シド……!それは未来永劫変わらぬ事実ぞ……!これから先も永遠に……!
ヴァリス: 我が剣の前に立ち塞がる者よ、我が威光にひれ伏すが良いッ……!
ヴァリス: なんと脆弱な……その程度の胆力で我が道を阻もうと? 笑止ッ!!
ミコト: あなたは挫けたりしない!あなたの強さを見せて!実証してくださいッ!
ミコト: これがシドさんのトラウマが生んだ偽の記憶なら……それを書き換えることだって、きっとできるはずッ!
シド: ああ、それがおまえの強さ……仲間とともに、信じるもののために戦う勇気……それがおまえの…………ッ!!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: メテオ計劃を中断させようなどと……大将軍たる我が許すものか!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: ガンバスタードの力、試してみるか……!
ヤ・シュトラ : 斬撃の軌道を読んで、距離を取るのよ……!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: 少しはやるようだが……この攻撃ならばどうだ?
アルフィノ : 斬撃の方向に注意するんだ!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: さかしい連中だ……ならば……!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: この一撃で始末してくれよう……!
サンクレッド : この攻撃、俺が受け止める……!撥ね退けるのに、力を貸してくれ!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: ガンバスタード、出力最大……消し飛ぶがよい!
ウリエンジェ : お守りします……!
ヤ・シュトラ : 今のうちに、全力で押し返すわよ!
リーン : 私たちが力を合わせれば、これくらい!
サンクレッド : うおおおッ!
アリゼー : こんなところで、負けるわけにはいかないんだからッ!
アルフィノ : サンクレッド、耐えてくれッ……!
サンクレッド : ま、まだだ…!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: 耐え抜くとは、驚いた……。ならば、全力で戦い抜くのみよ!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: 震え、怯え、頭を垂れよ……!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: グッ……メテオ計劃、停滞させてなるものか……!おおおおおおッ!
ヴァリス・イェー・ガルヴァス: ガレマール帝国が敗れるというのか……!?
シド: 違う……ヴァリス殿下でもない……ここにいたわけがない……!この計劃は魔導院が主導していたはず……だ……!
ミコト: 記憶の改竄……いえ、過誤記憶……ですね。シドさんは意図的に自分に嘘をついたわけではなく、辛さのあまり、記憶にフィルターがかかってしまった……。
シド: 違う……ヴァリス殿下じゃない……!貴様は……誰だ……?
シド: ああ……そうだ、そうだった……俺を撃ったのは……容赦なく弾を放ったのは親父だ……そうか……俺は親父に撃たれたのか……!
ミコト: シドさん、見てください!ミドさんの眼を!
シド: これは……テンパード…………?
ミコト: 推測となりますが、交信雷波塔の存在に気付いたバハムートは、その雷波塔を逆に使い、ミドさんをテンパードにしたのでは?
ミコト: ひとたびテンパード化してしまうとそれを戻すことは不可能です。シドさんがどんなに制止しようとしても、テンパードとなった人の耳には届かない……。
ミコト: それどころかシタデル・ボズヤの蒸発事変は…………
シド: 実験の失敗ではなく……バハムートが故意に街を……?
シド: なんてことだ…………
シド: あんた……バハムートのテンパードになっちまってたのか……あの当時……テンパードすら知らなかったもんな……俺もあんたも……知っていたらもっと…………
ゲロルト : ありがとな!アンタのおかげで「グンヒルドの剣」を復刻できるぜ!
バイシャーエン: シド殿、ボズヤ・レジスタンスを代表して、深く礼を申し上げます……ありがとうございました。
シド: こんな俺でも……少しでも役に立てたのなら嬉しく思うよ。
バイシャーエン: ……あの時、何があったのか、誰のせいであんな悲惨な事件が起きたのか、どうして私の妻子は死ななければならなかったのか……
バイシャーエン: 帝国と貴殿のお父上を怨まなかったといえば嘘になります。いえ、今でも、あの蒸発事変のことを考えると、帝国に対する怒りと怨讐で心が闇に包まれます……。
バイシャーエン: ですが、貴殿は自分の祖国を敵に回し戦っておられる……。持てる力すべてを注ぎ、帝国に抗う者のひとりとして、解放者殿と共に、いえ、我々と共に戦っておいでです。
バイシャーエン: にもかかわらず我らは、貴殿がガレアン族というだけで、拭いようのない嫌悪感と憎悪を感じてしまいます。深い感謝と同時にふつふつと毒念が湧くのを感じるのです。
バイシャーエン: どうか、お許しくださいませ、シド殿よ……。己の未熟さを恥じるのみでございます。
シド: 人の感情は理屈じゃない……帝国に家族を奪われたバイシャーエン殿は帝国を……俺たちガレアン族を憎む正当な理由がある。
シド: たとえ帝国に勝利したあとであっても、晴れたりはしないだろう。真実を知ってもなお、まだ何かできたのではないか、俺はこうして生きていていいのかと問いかけてしまう自分がいる。
シド: だが、今は打倒帝国を掲げ、自由のために共に戦おう。罪滅ぼしのためだろうが、なんだろうが、どうだっていい……今はただ、ただ一歩ずつ前進するのみだ。
バイシャーエン: 人間とは……どうしてこうも矛盾する生き物なのか。おとぎ話の中の住人のように、心に汚れなく、過去に囚われず、目的のためだけに生きて行けたらどんなによいことか……。
シド: バイシャーエン殿はとても人間くさい男だな……。だが、俺も案外、人間くさい男なんだよ。
シド: 「覗覚石」のパワーが感じられないのは本当なのか?
ミコト: ……どうやら記憶探索には特定のエーテルが必要なようです。神降ろしにエーテルが必要なように、記憶探索には「覗覚石」というクリスタルが必要。
ミコト: 聖石のように、チャージ可能なパワーならよいのですが、そこまでのメカニズムをまだ解析できていないので……。
シド: ……この「覗覚石」と記憶探索があれば、例えば、捕虜にした帝国兵が秘匿している情報を探り出す……そんなことも可能な気がしていたんだが、そう簡単にはいかんな。
シド: いずれにしても、その「覗覚石」の解析は任せよう。君の専門分野だしな。俺たちに何か手伝えることがあったら遠慮なく言ってくれ。
ミコト: ありがとうございます、シドさん。
シド: それじゃ、俺は一足先に戻るよ。仕事を山積みにしててな。
ミコト: シドさん、あ、あの……
ミコト: あの…………
ミコト: ……あまり思い詰めないでくださいね。私でよければ……いつでも……えと、話を……聞きますから……
シド: ああ、すまないな。エーテル学の専門家が必要なときは、声をかけさせてもらうよ。
ミコト: あ、じゃ、じゃあ、私は「覗覚石」の解析を………!
バイシャーエン : 解放者殿のご協力に深く感謝申し上げます。グンヒルドの剣の復刻を足がかりに、我らレジスタンスの結束を固め、戦いの狼煙としましょう。
バイシャーエン : 第IV軍団への反攻作戦開始の暁には、是非とも解放者殿もご参加くださいませ!貴女様のご助力さえあれば必ずや悲願達成も叶うはず!
ミーシィヤ : 「古の武器」復刻の次は「グンヒルドの剣」の再結成……。まだ戦いに身を投じることに二の足を踏むボズヤ人に対して、その背を押し、勇気を与えることになればよいのですが……。
ゲロルト : こいつが、ガンゴッシュでの俺の手先だ!名前は、え~っと……聞いた気もするが、まあ、細かいことは気にするなって!
ズラタン : 私は整備兵でして、鍛冶の技術にも通じていることから、ゲロルト殿の助手を命じられたのですが……どうにも、彼に名前を覚えていただけないのですよ。
ズラタン : ……ゲロルト殿の物覚えが悪いのではなく、根本的に、私に興味がないのだと思われます。
異邦の劇作家 : おやおや~、お使いのエキスパ……い、いや、解放者くん、ご無沙汰、ご無沙汰!イヴァリース探索ではジェノミスを含めてホント世話になったね!
異邦の劇作家 : ここがガンゴッシュ……ボズヤ・レジスタンスの拠点なんだねぇ!無地鼓座には内緒だけど、戯曲のネタに困っていてね……。ここなら新たな刺激を得られるんじゃないかと、来たってわけさ。
異邦の劇作家 : 何か、面白い冒険譚でもあったら、是非とも聞かせて欲しいな。キミを主役にした戯曲にしてあげるからさ!頼んだよ!!
ミコト : 「覗覚石」からパワーを感じることができなくなりました。神降ろしにエーテルが必要なように、記憶探索にも「覗覚石」というクリスタルのパワーが必要です。
ミコト : 聖石のように、チャージ可能なパワーならよいのですが、そこまでのメカニズムをまだ解析できていないので……。更に研究しないと駄目ですね……。
ミコト : 私はこのままこのガンゴッシュに残って、「覗覚石」の解析に励みたいと思います。また、何かわかったらご連絡致しますね。
▼ マルシャークと話す
マルシャーク: 解放者殿のおかけで、無事に「グンヒルドの剣」の復刻が叶いそうです。後ほど、ゲロルト殿のもとへ向かってくださいませ。
マルシャーク: 我々は来る反攻作戦のために、更なる準備を進めます。その時は是非、解放者殿も参画を願います!!その日までしばしお待ちくださいませ!!
メネニウス・レム・ラナトゥス: 閣下……ガンゴッシュに潜入させている密偵より、レジスタンスめが「グンヒルドの剣」の復刻に成功した……との報告にございます。
ノア・ヴァン・ガブラス: そうか……ならば、その先の聖遺物……「聖剣セイブ・ザ・クイーン」を手に入れるのもすぐだな。
ノア・ヴァン・ガブラス: では、ボズヤ管区については貴公に任せよう。分遣隊長として彼の地へ行き、計画どおりに事を進めよ。奴らの蜂起を待ち、その上で………
メネニウス・レム・ラナトゥス: 御意。
ノア・ヴァン・ガブラス: ……哀しいかな、我が忠誠を誓ったガレマール帝国は終焉を迎えようとしている。ならば、我は彼の地に新たな「王国楽土」を築くとしよう。
ノア・ヴァン・ガブラス: そのために我は、彼の地を平定するためには何でも利用する……たとえ、それが我ら帝国が忌み嫌う「蛮神」であったとしてもだ。