えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

5.4-8 荒波を撃ち抜く弾丸

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 シダーウッドのアルフィノは、リムサ・ロミンサに戻りたいようだ。

 


 

アルフィノ : 尻尾を掴んだつもりになっていたが、筒抜けだったとは……。 海都における断罪党、ひいては海賊たちの力は、 衰えてなお油断ならないか……。

 

アルフィノ : ……すまない。 だが、シカルドが挑発に乗ってくれたのは助かった。 このことを、メルウィブ提督に伝えに戻るとしよう。

__

アリゼ : 会談の場はアスタリシア号だったわね。 断罪党の旗艦なんだから、提督にとっては敵地も同然か……。

 

アルフィノ : シカルドは、かなり口が立つ男だった。 それでも、メルウィブ提督ならきっとやってくれるはずさ。

 

グ・ラハ・ティア : 心配事は多いが、 断罪党と会談の約束を取りつけられたのは前進なんだ。 あちらの「お気持ち」を、そっくり伝えるとしよう。

 


▼ アドミラルブリッジ:提督室のメルウィブと話す

 

メルウィブ : ご苦労だった。 さっそく、調査の結果を聞かせてもらいたい。

 

メルウィブ : なるほど、コボルド族からクリスタルを……。

 

メルウィブ : 会談についても了解した。 アスタリシア号だろうがどこだろうが、 好きな場所に赴いてやるさ。

 

メルウィブ : 機会を取りつけてくれた君たちには、心からの感謝を。 ……そして、よければ同席を願えないだろうか?

 

メルウィブ : この会談は、リムサ・ロミンサの転換点となるだろう。 ぜひ「暁」に見届けてほしいのだ。

 


シカルド : 初めましてだな、提督さんよ。 オレが断罪党の首領代行のシカルドだ。

 

メルウィブ : 代行殿、まずは会談の場を設けてくれたことに感謝しよう。 首領であるヒルフィルからの伝言があるなら、 ぜひお聞かせ願いたい……。

 

シカルド : オレが求めることはただひとつ…… 蛮族との融和路線を撤回することだ!

 

シカルド : リムサ・ロミンサは、海賊の街だ! 海賊ってなぁ、獲物を襲い、殺し、奪うもんだ! そいつを否定するってことは、この国を否定するのと同じ よ!

 

メルウィブ : 海賊は……いずれ消えなければならない。

 

メルウィブ : 確かにこの国は海賊業によって発展してきた。 しかし、それは歴史の一部であって、すべてではない。

 

メルウィブ : 我らの先祖は北洋の王の圧政から逃れ、 このバイルブランド島に行きついた。

 

メルウィブ : 暴君との戦いに敗れた先祖たちは貧しく、 コボルド族との対立で内陸部の開発も進まぬなか…… 生きるための策として、海賊業に手を染めたのだ。

 

メルウィブ : だが、我らは帝国という強大な敵を前に、 エオルゼア諸国と同盟関係を結ぶため、海賊禁止令を発布した。 それもまた、生き残るための策であった。

 

メルウィブ : 結果、我らは帝国との戦いに幾度も勝利を得た! さらには同盟によって交易が盛んになったことで、 この国は略奪を主産業としていたころより豊かになったのだ!

 

メルウィブ : そして、今や帝国も傾きかけている。 いずれそう遠くない未来、ウェルリトやボズヤといった属州も、 独立を勝ち取るだろう。

 

メルウィブ : そうなったとき、エオルゼア随一の航海術を持つ我らは、 交易の覇者となる千載一遇の好機を得るはずだ。

 

メルウィブ : そんな潮目が来ても、まだ「奪う」ことに拘るのか? それでは、巨艦リムサ・ロミンサは、 自由の海に漕ぎ出すことはできないだろう!

 

メルウィブ : 我々が、その新時代の海を制するのなら、 コボルド族やサハギン族も乗組員となる、 巨艦バイルブランドを出港させるべきではないのか!!

 

シカルド : それが……それがどんなに正しい理屈だろうと、オレは海賊だ! 仰るとおりですね、なんて受け入れられねぇ!!

 

シカルド : ……だが、オレたちと国が戦争を始めるとなりゃ、 どっちも無事じゃいられねえだろうよ……。

 

シカルド : 提督……いや、メルウィブさんよぉ…… あんたも元は海賊団シルバーサンドの頭だろう。

 

シカルド : なら、古くからの流儀は知ってるよな? 海賊同士のもめごとは……

 

メルウィブ : フン……「一対一の決闘で決めろ」か。

 

メルウィブ : ……いいだろう、リムサ・ロミンサの頭として、 その申し出、受けて立とう。

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シカルド : まだ終わってねぇ、相手が倒れるまでが決闘だ! やるなら……オレを殺せッ!!

 

ヒルフィル : カタはついてんだ……。 おめぇのタマなんざ、獲らなくてもな。

 

シカルド : か、かしら……。

 

ヒルフィル : 寝込んでいる間に、ウチの若いもんが勝手して迷惑かけたな。

 

ヒルフィル : いいかお前ら、よく聞けよ……。 ガラディオン協定を結んだ時から、 俺たち断罪党はリムサ・ロミンサという船に乗ったんだ。

 

ヒルフィル : その船長は、ここにいるメルウィブだろうが…… そして、船が進むべき行き先は、船長が決めるもんだ。 そんなことも忘れたのか?

 

ヒルフィル : だったら、いまさらガタガタ抜かすんじゃねぇ!

 

シカルド : でも、オレたちは海賊なんです! それを棄てるなんてこと、オレは……!

 

ヒルフィル : バカヤロウ! まだまだ若ぇクセして、何をビビってやがる!

 

ヒルフィル : いいか、俺が考える海賊ってのは略奪者じゃねぇ。 自由と海を愛し、仁義を重んじる気のいい奴らのことだ。

 

ヒルフィル : 略奪だけが能の古臭ぇ海賊は、俺が最後でいい。 お前らで新しい海賊を、新しい断罪党を作るんだよ!

 

ヒルフィル : その才があると見込んだからこそ、 俺は、お前を頭の代行に選んだんだぞ…… なあ、シカルド、お前なら……やれるだろ?

 

ヒルフィル : よし、腹は決まった! 面倒かけてすまなかったな、お頭。 俺たちゃアンタの決断に従うぜ!

 

メルウィブ : かたじけない……ヒルフィル。

 

ヒルフィル : あの決闘、抜いたのは「アナイアレイター」の方だったな。 海賊に引導を渡す銃の名が「殲滅者」とは…… ずいぶんと味な真似をしてくれたもんだぜ。

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ヒルフィル : 霧髭は生きたまま消えたが、俺はもうすぐ死んでいなくなる。 だが、本当に古い海賊時代に幕が下りるのは、 帝国にトドメを刺して、戦いが終わったときだ。

 

ヒルフィル : これからも嵐や荒波が待ってるだろうが…… 俺たちの舵取りは任せたぜ、提督。

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エインザル大甲将 : まさか、ヒルフィルが姿を現すとはな。 霧髭と同じく、奴もメルウィブ提督にこの国を託したんだ。 新たなリムサ・ロミンサの船出は、その時から始まっていたのさ。

 

アリゼ : シカルドたちのやってたことを肯定はしないけど、 生き方を変えるのが難しいのは、よくわかるわ……。 私だって、それを思い知るくらいには人と出会ってきたもの。

 

アルフィノ : 決闘が始まったときは、どうなることかと思ったが、 なんとか丸く収まってよかったよ。

 

グ・ラハ・ティア : 自分が絶対に正しい保証など、どこにもない…… それをわかっていながらも、堂々と立ち、 意志を通さなければならないことがあるんだ。

 

グ・ラハ・ティア : ……立派だよ、メルウィブ提督は。 彼女の繰る船に、いい風が吹くといいな。


▼ メルフィブと話す

 

メルウィブ : 期せずして決闘まで行う運びとなったが、 最終的にはヒルフィルに救われたな。

 

メルウィブ : ともあれ、これで三大海賊のすべてが、 種族間の融和路線に従うことになったわけだ。

 

メルウィブ : これで足場は固まった。 いよいよ、和平交渉の開始だ……!

 

👈 5.4-7 首領代行シカルド

   5.4-9 バイルブランドの船出 👉