えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

5.4-6 提督の決意

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 低地ドラヴァニアのアルフィノは、朗報を届けたいようだ。

 


▼ 

 

アルフィノ : それでは、私たちはリムサ・ロミンサに戻って、メルウィブ提督に朗報を届けるとしよう。ブルワークホールから、アドミラルブリッジに向かえるはずだ。


▼ ブルワークホールのザントヘール甲軍曹と話す

 

ザントヘール甲軍曹 : これは、Kallenではないか。現在、提督はサハギン族とコボルド族の使者と、会見中なのだが……

 

ザントヘール甲軍曹 : いや、君たちなら問題ないだろう。アドミラルブリッジの「提督室」に通そう。

 

メルウィブ :君も一緒とは、何かあったのか……?

 

メルウィブ :それは、まことか……!

 

メルウィブ :まったく「暁」には、これまでに何度となく驚かされてきたが、まさかテンパードの治療法を編みだすとは……

 

メルウィブ :しかし、これこそ私が待ち望んでいた風だ……!君たちが見出した術は、必ずや蛮神問題解決の追い風となろう!

 

アリゼ : ええ、すでに治療用の使い魔の増産も始まっていて、黒渦団に提供する用意もあるから、ぜひ活用してほしいの。

 

メルウィブ :それは大いに助かる。しかし、たとえテンパード化を治せたとて、
人と蛮族が……

 

メルウィブ :いや、和解を試みようとしている今、この呼び名はもはや相応しくないな……。

 

メルウィブ :種族間での対立が続く限り、ふたたび蛮神は召喚され、新たなテンパードが生まれるだけだ。

 

メルウィブ :蛮神問題を根本的に解決するには、その前提である「蛮神に頼らざるを得なくなった要因」を、対話によって取り除かなければならない。

 

メルウィブ :実は、種族間の融和を同盟諸国に提案したのは、私なのだ……。

 

メルウィブ :我らリムサ・ロミンサの成り立ちは、約700年前、北洋から逃れてきた民が、この島に入植したことに由る。以来、コボルド族とサハギン族とは対立を繰り返してきた。

 

メルウィブ :先住民であるコボルド族とは、交流があった時期もあれど、本質的には領地の境界をめぐって争い続けてきた。

 

メルウィブ :一方、制海権を競うサハギン族とは、霊災以降、産卵地を求める動きが加わったことで、対立は激化するばかり。

 

メルウィブ :つまるところは、皆、自分たちの生存という、譲れない一線において対立してきたのだ。

 

メルウィブ :ゆえに私は完全なる和解は不可能だと考えてきた。「不可能は人が作り出す」というモットーを掲げながらも……。なんとも情けない話だな。

 

メルウィブ :だが、君たちは何度も不可能を可能にしてきた。ガイウス率いる帝国軍を払い除け、千年戦争を終結させ、アラミゴやドマを解放し、聞けば第八霊災を未然に防いだという。

 

メルウィブ :ならば、我々も不可能を可能としなければならない。種族間の融和を私が訴えたのも、それゆえなのだ。

 

メルウィブ :しかしながら……発案者たる我らリムサ・ロミンサこそが、もっとも和平交渉において、難航している有様だ。

 

アルフィノ : 蛮神対策会議に現れなかった、一部の海賊の問題ですね?

 

メルウィブ :そのとおりだ。我々にも友好的なコボルド族の仲介を得て、彼らの司祭との会談を取り付けようとしたのだが……

 

メルウィブ :三大海賊の最大勢力である「断罪党」が、種族間の融和路線に強く反対していてな……。先ほどの会議に現れなかったのも、その意志表明だろう。

 

メルウィブ :断罪党は海都において絶大な影響力を持つ。彼らの意向を無視したまま、ことを進めるわけにはいかないのだ。

 

アルフィノ : 断罪党の首領「ヒルフィル」は、肺の病で臥せり、表舞台から姿を消して久しいと聞きますが……。

 

メルウィブ :そうだ、いま組織を指揮しているのは、最近、急に頭角を現してきた「シカルド」という男だ。

 

メルウィブ :彼は、国家権力を嫌っているようでな。非公式な対話すら拒絶され、取り付く島もない状況なのだ。

 

メルウィブ :イエロージャケットや双剣士ギルドにも真意を探らせているが、今のところ、有益な情報はない……。

 

  何と言う?  

👉 自分たちが探ろう

  ……………

 

アリゼ : そうしましょう。こういうときこそ、「暁」の出番よね。

 

メルウィブ :ありがたい。やはり「暁」の存在とは、心強いものだな……。

 

メルウィブ :すまないが断罪党を束ねるシカルドが、何を考えているのか、その真意を調査してもらいたい。よろしく頼んだぞ。

アリゼ : 対立の要因か……。こればっかりは、私たちじゃなくリムサ・ロミンサの人たちに、向き合ってもらわなければ解決できないわね。


グ・ラハ・ティア : 海賊については、聞きかじった程度の知識しかないな……。たしかサンクレッドが海都の出身だったはずだが、帝都に潜入中だと、さすがに頼れないか。


▼ アルフィノと話す

 

アルフィノ : まずは手分けして、断罪党を束ねるシカルドについて、都市内で聞き込み調査をしてみよう。

 

アルフィノ : 我々は商店主や冒険者たちを当たってみる。君は、海賊団の首領に面識があるなら、彼らから話を聞いてほしい。情報が集まったら、またここに集合しよう。


▼ 海賊団の首領と話す

 

ローズウェン :ハッ……よりにもよって、シカルドについて聞きたいだって?まったく、いけ好かない若造だよ。

 

ローズウェン :何でも新しいシノギを開拓したとかって噂でね。ヒルフィルの右腕だったムーンスケートを追い越して、首領代行に上り詰めたそうだ。

 

ローズウェン :そもそも、あたしらと断罪党は競合関係にあった。エオルゼアの帝国軍施設に出入りする補給船を狙う者同士、どっちが先に拿捕するのかで、船速を競い合ってたからね。

 

ローズウェン :だけど、そんな補給船も、めっきり減っちまった。そんなわけで、あたしらも新しいシノギを必死に探してたから、シカルドの野郎が、余計に腹立たしくてねぇ……。

 

ローズウェン :ちなみに、あたしらが目をつけたのはオーシャンフィッシングさ。漁師ギルドの船を、魔物やサハギン族の脅威から護ってやるんだ。

 

ローズウェン :その代わり、良質の海産物を格安で仕入れ、この店の調理師が考案した手法で加工して売り出している。

 

ローズウェン :加工場では、怪我を負ったり、子どもができたり、いろんな理由で陸に上がることになった姐さん方が、張り切って働いてくれていてね。

 

ローズウェン :もちろん、あたしは昔ながらの海賊の生き方が好きさ。でもね……姐さん方や、その子どもたちの姿を見てると、そんな平和な暮らしも悪くないって、思えてくるのさ。

 

カルヴァラン  : なるほど、シカルドのことを聞きたいと……。

 

カルヴァラン  : 私が知っていることは、ほとんどありません。ただ、ひとつ確かなのは、彼が頭角を現すと同時に、やけに断罪党の羽振りが良くなったこと……。

 

カルヴァラン : 疑問なのは、その方法です。リムサ・ロミンサ政庁が海賊に対して略奪を認めているのは、帝国船籍の船に対してのみ……。

 

カルヴァラン : ところが、その帝国内が荒れている。各属州の政情も不安定化し、物流が滞ったことで、洋上から、海賊の獲物となるはずの帝国船が消えているのです。

 

カルヴァラン  : 我が百鬼夜行は、東方交易に活路を見出していますが、断罪党と言えば、昔気質の海賊団として知られた存在……。そう簡単に略奪という生業を、捨てるとも思えません。

 

カルヴァラン : では、どうやって儲けているのか……。私としても、シカルドが見つけたと思しき、新しいシノギが気になるところですよ。


グ・ラハ・ティア : この街は、歩いてるだけで気持ちがいいな。よそ者がそう思えるようになるまでには、提督たちの、並々ならぬ努力があったんだろうが……。

 

アリゼ : 聞き込みで立ち寄った店に、おいしそうな新メニューがあったわ。もちろん今はそんな場合じゃないけど……いつか、今度はガ・ブやラハも連れて、食べにきましょ。

 


▼ アルフィノと話す

 

アルフィノ : やあ、情報収集の首尾はどうだい?

 

アルフィノ : なるほど、帝国船という獲物が減って苦しんでいた断罪党に、シカルドが、新しい収入源を確保してみせたということか……。

 

アリゼ : 酒場や飲食店を回ってきたんだけど、最近、断罪党の海賊たちが派手に遊ぶようになったと聞いたわ。でも、そのお金の出どころとなると、固く口を閉ざすんだとか……。


グ・ラハ・ティア : オレは、情報誌「ハーバーヘラルド」の記者に話を聞いてきた。連中も、断罪党の資金源を調べ回っているそうだが、今のところ解明できていないらしい。

 

アルフィノ : ふむ、シカルドが開拓した新たな稼ぎには、表沙汰にはできない何かしらの裏がありそうだね。

 

アルフィノ : ところで、私は国際街商通りで情報収集していた際に、断罪党の躍進と時を同じくして、産業用クリスタルの価格が、下落していることに気づいたんだ。

 

アルフィノ : 少し気になって、既知の蛮神召喚の対応をしている、ホーリー・ボルダーに問い合わせてみたんだが……私の予感が当たったよ。

 

アルフィノ : 最近、タイタンとリヴァイアサンの再召喚が滞っているそうだ。つまり、コボルド族とサハギン族のクリスタル備蓄量が、減少しているということさ。


グ・ラハ・ティア : シカルドたち断罪党が、敵対種族からクリスタルを略奪して市場に流していると?

 

アルフィノ : 証拠はないが、可能性は大いにあると考えている。この推測を証明するには、追加の調査が必要だがね。

 

アリゼ : いいんじゃないかしら。ほかに有力な情報もないわけだし、その線を追ってみましょう。でも、どうやって調べるつもり?

 

アルフィノ : それなら任せてくれ。実を言うと、すでに調査の手はずは整えているんだよ。

👈 5-4-5 仲睦まじき師弟

   5.4-7 首領代行シカルド👉



グ・ラハ・ティア : アルフィノの推論が正しいとしたら、断罪党が種族間の融和に反対する理由は明白だな……。

 

アリゼ : そういえば、アルフィノって、商人の真似事をして、ユールモアに潜入しようとしてたんだっけ……。その経験が活きたってところかしら?