えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

RtI 1-1 追われた巡業一座

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小金通りのケイテンは、冒険者に紹介したい人物がいるようだ。
 ■ クガネ

ケイテン : おや、ちょうどいいところへ来なすった。そちらのお嬢さんが、貴女様に相談があるとかで、さきほどから探しておられたのですよ。


ケイテン : お~い、お嬢さん!尋ね人がこちらにおいでですよ!


リナ・ミュリラー : あなたが噂に名高い解放者……ですね!はじめまして、あたしの名はリナ・ミュリラー。「週刊レイヴン」の芸能記者で~す。


リナ・ミュリラー : かなり込み入った話なのですが、あなたにしか……いえ、あなただからこそ解決できると思うんです!とにかくあたしの話を聞いていただけませんか?


リナ・ミュリラー : ありがとうございます!といっても、相談者はあたし自身ではなくて……。


リナ・ミュリラー : アルマちゃん!見つかったわ、こっちよ!


アルマと呼ばれた少女 : リナさん、こちらの冒険者さんが……?


リナ・ミュリラー : そうよ、この方が……。


アルマと呼ばれた少女 : 父を……父さんを探し出して欲しいのです。お願いします! どうか、お願い……。


リナ・ミュリラー : 泣かないで、アルマちゃん……。


リナ・ミュリラー : ここでお話しするのは……ちょっとフクザツなんです!


リナ・ミュリラー : 詳しいことは彼女の家、「劇場艇」で説明するので、とにかくここを離れましょう。クガネ・ランディングに来てください! 待ってま~す!

 

リナ・ミュリラー、そして、アルマと呼ばれた少女から、相談を持ちかけられた。詳しいことは、「劇場艇」という場所で説明するらしい。クガネ・ランディング前の「リナ・ミュリラー」と話そう。

 


▼ クガネ・ランディング前のリナ・ミュリラーと話す

リナ・ミュリラー : 「劇場艇」にはランディングに留めてある連絡艇で移動します。なぜかって? う~ん、百聞は一見にしかずってやつですよ。とにかくランディングへ移動しましょう!


リナ・ミュリラー : ああ、そうだ、今後、ランディングへ行きたいときは、こちらの「ミネグモ」さんに話しかけてください。……それでは向かいましょうか。

 


 

▼ リナ・ミュリラーと話す

リナ・ミュリラー : それでは、これから「劇場艇」へご案内しますね!リナ・ミュリラー : あ、「劇場艇」ですか?大きな声では言えないのですが、ガレマール帝国で建造された劇場艇なのです……。

 

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劇場艇とは、ガレマール帝国で建造された飛空艇らしい。劇場艇ブリマビスタの大道具部屋にいる「アルマと呼ばれた少女」と話そう。なお、以後、劇場艇へ移動するときは、クガネ・ランディングの「連絡艇の飛空士」案内してくれるようだ。

 

 


■ 劇場艇ブリマ・ビスタ

▼ 大道具部屋にいるアルマと呼ばれた少女と話す

リナ・ミュリラー : びっくりしたでしょ? 劇場と飛空艇が一体となった、いわば移動型の劇場なんですよ!

 

アルマと呼ばれた少女 : この大型の飛空艇は「プリマビスタ」。この船は、劇団「マジェスティック」の舞台であり、私たちの家。……そう、私たちはガレアン人なのです。


リナ・ミュリラー : まず最初にお伝えしておきますが、彼らは軍属ではありません。もちろん、帝国から送り込まれたスパイの類いでもなく、あたしたちと同じただの「一般人」です。


リナ・ミュリラー : もう少し、きちんと説明しますね。彼らはガレマール帝国内でもかなりの人気を誇る、超有名な演劇集団なんです。


リナ・ミュリラー : あたしのような芸能記者はもとより、演劇ファンなら誰もが知るほどの人気ぶりで、その名は国内外に知れ渡っているほど。


リナ・ミュリラー : 征服王として知られる前皇帝ソル・ゾス・ガルヴァスは、意外にも文化の育成にも力を入れていました。


リナ・ミュリラー : 彼らの舞台を観劇したソル帝はその才を認め、帝国領土内なら自由に通行できるようにと特別な許可と、さらに劇場艇プリマビスタを建造させたほどです。


リナ・ミュリラー : ですが、現皇帝ヴァリス・ゾス・ガルヴァスの治世となった今は、文化に対する風当たりが強くなり、帝国内での巡業が難しくなりました。


リナ・ミュリラー : 帝国内で巡業するには、事前に戯曲の審査を受ける必要があり、少しでも、現政権を批判する台詞があろうものなら、即刻牢獄行きという苛烈な処分が待ち受けているとか。


リナ・ミュリラー : そのため、多くの劇作家は現政権が気に入るような脚本にするか、または筆を折るかを選択したと聞いています。


リナ・ミュリラー : ところが、劇団の主宰ジェノミス・レクセンテールさんは、なんというか……そう、「気骨ある劇作家」さんでして、現政権を真っ向から批判したのですね。


アルマ・レクセンテール : ジェノミス・レクセンテールが私の父……。私はその娘、アルマ・レクセンテールです。


アルマ・レクセンテール : ガレマール帝国では誰もが知る「おとぎ話」をモチーフにしたミュージカル「ゾディアックブレイブストーリー」、それが父の最後の戯曲……。


アルマ・レクセンテール : この舞台は帝国内でも大成功を収めたんです。でも、その成功が現政権にとっては邪魔……。私たちは石もて追われるように帝国から去るしかなかったんです。


リナ・ミュリラー : 知識層はジェノミスさんを支持していましたが、その人気が高くなればなるほど、当局からの圧力もまた高くなるばかり。


リナ・ミュリラー : 次第に当局の報復を恐れた貴族や資本家たちが、興業から手を退くようになり、支持していた知識層も口を閉じるようになってしまった。


リナ・ミュリラー : ……そうですね、あなたをお呼びした理由の説明になっていませんよね。


???? : ……続きは、この俺が説明しよう。

 

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シド : ジェノミスは魔導院時代の古い友人でな、今回、声をかけるようリナにアドバイスしたのはこの俺さ。悪いな、厄介事に巻き込んじまって。


シド : ……若い頃はふたりで朝までよく語り合ったものさ。俺は機工学を、ヤツは演劇論を、互いに適当に相づちを打って、自分の言いたいことだけをひたすら話したモンだ。


シド : ヤツは内部から帝国を変えようと頑張っていたようだが、どうやら限界だったってことらしいな……。


ジェノミス・レクセンテール : 文化に国境はない!父さんは、こんな荒れた時代だからこそ、芝居を……文化を大切にしたいんだ!

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シド : ……話が脱線したな。まぁ、わかると思うが、帝国はけっして一枚岩ではないし、そこで暮らす民の思想も「いろいろ」だ。


シド : 現皇帝に忠誠を誓う者もいれば、俺やあいつのように愛想を尽かした者もいる。


シド : とはいえ、エオルゼアやドマなど、多くの民は帝国に辛酸を舐めさせられてきた。だから……。


リナ・ミュリラー : 帝国領内で行方不明になった、元帝国人……。そんな人物の捜索に命をかけてくれる冒険者は、この地にいるのだろうか……と。


リナ・ミュリラー : だけど、あなたはすべてをご存じです。「善悪」は国家や宗教、人種、種族で判断するものではなく、個々の心の中にあるということを。

 

  何と答える?  

👉 年端もいかない少女に頼まれては断れない

  困っている人を助けるのも冒険者の使命だ


アルマ・レクセンテール : ありがとうございます!本当に感謝いたします、ありがとう!!


シド : さて、彼女にジェノミスが何をやろうとしてたのか、それを説明してやってくれないか。


アルマ・レクセンテール : ……父は大成功を収めた、「ゾディアックブレイブストーリー」の続編を、作ろうとしていたんです。


アルマ・レクセンテール : この続きは、場所を変えてお話しいたしましょう……。劇場艇のブリッジへご案内いたします。

 

劇団「マジェスティック」は、現政権を批判したことで、帝国を去ることになったらしい。アルマの父、ジェノミスの話を間くため、大道具部屋の奥から、劇場艇プリマビスタのブリッジへ向かおう。

 



リナ・ミュリラー : 平民の若者ディリータがいくつもの苦難を乗り越え、英雄となって幻の王国「イヴァリース」を建国する……。それが「ゾディアックブレイブストーリー」のあらすじよね。


リナ・ミュリラー : でも、ディリータイヴァリース王になって物語は終わる。なのに、その続編ってどういうことかしら?完結してるのに、続編って……?


アルマ・レクセンテール : 平民王ディリータを陰から支えた、「もうひとりの英雄」にフォーカスした物語、……真のゾディアックブレイブストーリー、そう言ってました。


リナ・ミュリラー : もうひとりの英雄……?


アルマ・レクセンテール : ……伝承によると、ディリータの親友だったとか。ディリータの妹が亡くなった事件をきっかけに袂を分かち、以来、交わることなく別行動をとり続けたそうです。


アルマ・レクセンテール : ですが、その「名も無き英雄」は、ディリータの邪魔をする者たちをひそかに討ち取り、イヴァリースの建国を陰から支え続けたと言います。


リナ・ミュリラー : そんな伝承……聞いたことないわ。


アルマ・レクセンテール : ……そ、そうですか。え~と、その、つまり……。


シド : こういってはなんだが、ジェノミスはイヴァリースに取り憑かれていた、といっても過言ではない。


シド : 学生時代からずっと、あいつはイヴァリース伝説を研究してた。イヴァリースをおとぎ話とは捉えずに、歴史に埋もれた「真実」として探り続けていたんだ。


シド : ジェノミスが避難先としてここを選んだのにも理由がある、……そうだったんだよな、アルマ?


アルマ・レクセンテール : え……ええ、そうです。ヤンサに隣接するダルマスカ砂漠こそが、イヴァリース伝説の中心だと結論づけていました。


シド : ダルマスカといえば、帝国に組み込まれるまでは、比較的長い間、独立国家として栄えた王国だな。


アルマ・レクセンテール : 父は過去にも何度かダルマスカ砂漠へ発掘旅行に行ったんです。そこで、こんな不思議なクリスタルを見つけてきました。

 

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アルマ・レクセンテール : 父は、このクリスタルを「聖石」と呼んで、大切にしていました。


リナ・ミュリラー : わぁ、きれいなクリスタル……。不思議な輝きを放っているわね。
見たことないわ、ステキ~~!


シド : 「聖石」ってのは、イヴァリース伝説に登場するクリスタルさ。神が王になる者に贈ったとされるもので、ディリータはこの「聖石」を集めて王座に就いたんだ。


シド : 子どもの頃、よく親父に読んでもらったっけ。ガレアン人なら誰もが知っている伝説さ。ただのおとぎ話だと思ってたけどな。


アルマ・レクセンテール : この石が自分に物語を語りかけてくるとも、言ってました。最初はただ単に、インスピレーションを得ただけなんだと、思っていたんです……。


アルマ・レクセンテール : でも、父はだんだんおかしくなっていって……。


リナ・ミュリラー : ……おかしく?


アルマ・レクセンテール : 今回、ここへ避難してきてからというもの、父は書斎にこもるようになったのですが、その……独り言が増えたんです。


アルマ・レクセンテール : 戯曲を執筆する際、その台詞を口に出して読むのは、いつものことなんですが、今回はちょっと違っていて。……「聖石」に話しかけてたみたい。


アルマ・レクセンテール : まるで母さんに……亡くなった母と会話するようなそんな感じで、ブツブツと話をしているんです。


リナ・ミュリラー : それは、やはり、帝国から逃れてきたことによる、心労が重なって、心の病を……い、いえ……お疲れになっていただけでは?


アルマ・レクセンテール : でも、私、聞いたんです……父しかいないはずの書斎で、父とは異なる声を……男性とも女性ともわからないか細い声を。

 

10代半ばの少年 : やめろと言ったじゃないか、アルマ。父さんの捜索はボクがやると!ガレアン人以外に委ねることなんて、できやしない!

 

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シド : やぁ、ラムザ、どこへ行っていたんだ?紹介しよう、彼女は……。


ラムザ・レクセンテール : シドおじさんもお節介は、いい加減にしてください!


ラムザ・レクセンテール : たしかにボクらは帝国を追われたガレアン人だ。だからといって、祖国に対する誇りを失ったわけじゃない。父の捜索は自力でやります、よそ者の手は借りない!


アルマ・レクセンテール : よそ者って、兄さん……この地でよそ者は私たちよ。不慣れな土地で捜索なんて無理に決まってるわ。素直に協力を仰ぎましょうよ!


シド : アルマの言うとおりだ。それに彼女は、ガレアン人に対する偏見はない!それは俺が保証しよう。


ラムザ・レクセンテール : だったら、シドおじさんが、手伝えばいいじゃないですか!


シド : そうしたいのは山々なんだが……ある脅威に関する調査で身動きがとれないんだ。せめてもと、人手集めを手伝っていたが……本当にすまん。


ラムザ・レクセンテール : 頭をあげてください、シドおじさん。わかりましたよ、いいですよ、今回はおとなしく従いましょう。たしかに、ラバナスタは危険でしたからね。


アルマ・レクセンテール : 兄さんは前回の発掘旅行に同行したんですが、遺跡で魔物に襲われてしまい、命からがら逃げ帰ってきたんです。


シド : 旧ダルマスカ王国の都、ラバナスタか。……帝国との戦争で、今じゃただの廃墟だっけか。


ラムザ・レクセンテール : クガネに来る道中で、上空を飛行しましたが……。かつては、たいそう美しい都だったのが、今となっては、その面影を窺い知ることすらできませんでした。


リナ・ミュリラー : ジェノミスさんがそこにいるのね?


ラムザ・レクセンテール : ええ、必ずそこにいるはずです。……ちょっと計器類の最終確認をしてきます。


シド : この船で移動するのか?なら、俺は退散するとしよう。みんな、気をつけるんだぞ。十分に注意を払うんだ。


アルマ・レクセンテール : シドおじさん、いろいろとありがとうございました。

 

ジェノミスは、「ゾディアックブレイブストーリー」に記された王国イヴァリースが実在すると信じて、旧ダルマスカ王国の都、ラバナスタへと調査に向かい行方不明になったらしい。ブリッジの「ラムザ・レクセンテール」と話そう。

 

▼ ブリッジのラムザ・レクセンテールと話す

 

ラムザ・レクセンテール : それでは、帝国領土の辺境に位置するダルマスカ砂漠へ移動します。 準備できたら声をかけてくださいね。

 

ラムザは、ジェノミスを捜索するためダルマスカ砂漠へ向かおうとしているようだ。準備ができたら、ふたたびラムザに話しかけよう。

 

👉 RtI 1-2 失われた都ラバナスタ

 

 

リナ・ミュリラー : まさか、ゾディアックブレイブストーリーに、 続編の構想があったなんて……。

 

アルマ・レクセンテール : 父の捜索にご協力くださって、 本当にありがとうございます……!

 

かわいらしい劇団員 : このクガネはあたしたちと歴史、文化が異なるせいか、ファッションがちょっとイッちゃってるのがステキ!とってもキュート、まさにエキゾチックです!


ガレアン族と思われる劇団員 : 信じないかもしれないが、帝国市民の中にも今の帝国の方針、つまり侵略戦争を前提とした覇権主義を快く思わない者もいる。ただ、それを口にすることのできない状況なのだよ。


ハンサムな劇団員 : ボクらは帝国の市民だけど、文化を通じて他国の人々と、平和を築きたいと願っているんだ。理想主義すぎるかもしれないけど嘘じゃないつもりさ。


マッチョな劇団員 : 美しい……美しすぎる……。この鍛えに鍛え抜いた我が身体こそ、真の美……。あぁ、愛しい我が肉体ちゃん、あぁ……あぁ……。


妖艶な劇団員 : あたしたちのボスを助けてくれるってホント?ジェノミスは才気あふれるクリエイターよ。しかも家族思いで人間的にも素晴らしい人なの。