RtI 2-2 薔薇とワイン
■ 劇場艇プリマビスタ・大道具部屋
ジェノミス・レクセンテール : リドルアナ大灯台について調べが終わるまで、しばらく待っていてくれたまえ。
ジェノミス・レクセンテール : ……ああ、そういえば、友人の異邦の劇作家くんが、
きみに頼みたいことがあるって言ってたな。よかったら、聞いてあげてくれないか。
異邦の劇作家 : やぁ、解放者くん、お暇かな?
異邦の劇作家 : 私はこう見えてもワインが大好きでね。クガネで手に入るワインはひととおり飲んだのだが、エオルゼアにはさらに素晴らしいワインがあるという。
異邦の劇作家 : 聞けばきみは「おつかいのエキスパート」だとか。ひとつ、私の口に合うワインを1本調達してくれないかね。テーマは、そう……「薔薇」だ! 頼んだよ!
異邦の劇作家 : 風の便りで聞いたが、エオルゼアには盲目の天才醸造家がいるとか。名はたしか……シャマニ・ローマニだったかな。その人物に手助けを頼むのもいいかもしれんね。
▼ ワインポートのシャマニ・ローマニと話す
シャマニ・ローマニ : おや、興味深い香りを纏っていますね。この香りは……この地ではない、そう、遠く……遙か遠くの……東方の香りでしょうか……東方からご帰還されたのですね。
シャマニ・ローマニ : 薔薇の香りは、ほぼすべてのワインが持っているので、おそらく香りではなくもっと側面的な何かではないでしょうか。薔薇というと一般的には異性へのプレゼントですよね。
シャマニ・ローマニ : そういえば、花をあしらったおしゃれなボトルがあるって、聞いたことありますよ。ビルギレントさんならご存じかも。
▼ ビルギレントと話す
ビルギレント : 花柄をあしらったボトルですって?瓶に直接、装飾を施すといえばこの地の高級ブランド、「スド・ビアンニャ」社のビンテージワインシリーズね。
ビルギレント : あなたのような冒険者風情が飲んだところで、その味を理解できるものでしょうか、いや、できるはずもない!私にはそう断言できますとも。
ビルギレント : え? そのボトルが欲しい??笑止千万、庶民が簡単に買える値段のわないでしょう!仕事の邪魔ですよ、さっさと出て行きなさい!
ビルギレント : 「スド・ビアンニャ」のボトルって、案外、しつこいですね!何度、言われてもお譲りすることはできないったらできませんよ!そんなに欲しければ、他の人をあたったらいかがです?
ビルギレント : 他の人は誰かって?それはそれなりのお金……資産をお持ちの方でないとね。たとえば……そうゲゲルジュさんのようなお方?
▼ ゲゲルジュと話す
ゲゲルジュ : 「スド・ビアンニャ」?冒険者殿、いつからワイン通になったのじゃ?自慢ではないが、もちろん持っておるぞ。
ゲゲルジュ : 譲ってほしい? バカを申すな。それ1本でミスト・ヴィレッジのLハウスを1軒、楽々買える値段なのじゃぞ~。
ゲゲルジュ : まぁ、それに匹敵するほど価値のある別のワインを持ってくるなら、コレクションの中から1本ぐらい譲ってもよいかの~。そうじゃのぉ、幻のダルマスカワインはどうじゃ?
ゲゲルジュ : 冒険者殿はダルマスカワインをご存じない?ふぉっふぉっふぉっ……これは失礼。ワインポートで勉強し直すのがよいのではないかの~。
▼ シャマニ・ローマニと話す
シャマニ・ローマニ : ダルマスカワインですって?それはまた無理難題をふっかけられましたね……。
シャマニ・ローマニ : ダルマスカワインを生産していたワイナリーはほぼすべて、帝国軍との戦渦に巻き込まれて焼失したと聞いています。
シャマニ・ローマニ : 現在、流通しているものがあるとすれば、戦乱以前に出荷されたものだけですので、少なくともこの30年、市場には出回っていませんよ。
シャマニ・ローマニ : コレクターは絶対に手放さないでしょうね。あとは国外に脱出したダルマスカ人がひょっとしたら……。
▼ ドレストと話す
ドレスト : ……うう……羽虫だ……羽虫の音が聞こえる……。 すぐ近くだ…………耳の中で…………耳の奥から…… 羽虫が…………悲鳴が…………あ……ああ……。
▼ ドレストにエモート「なだめる」をする
ドレスト : あんたはたしか……そうだ以前も羽虫を追い払ってくれた……。 え……ダルマスカワイン? オレの故郷のワインのことか……? う……うう……故郷へ帰りたい、帰りたいよ……
▼ ドレストにエモート「なぐさめる」をする
ドレスト : 脱出するときに……何本か……持ってきたな、そういえば……。 そんなモン……とっくの昔に……飲み干しちまったぜ……。 ボトル? ボトルなら裏に……棄てたっけかな……。
▼ ダルマスカワインの空き瓶を探す
▼ シャマニ・ローマニにダルマスカワインの空き瓶を渡す
シャマニ・ローマニ : 何か手がかりを見つけることはできましたか?
シャマニ・ローマニ : 見てください。ワインは一滴も残っていませんが、幸いなことにコルク栓がされたままとなっています。
シャマニ・ローマニ : 飲み干した後にわざわざコルク栓を戻したのか、それとも、少し残ったワインを保管するために栓をしたものの、蒸発してしまったのか……ただそのおかげで……。
シャマニ・ローマニ : おお……おお……この香り……わずかなカカオとシナモン、そして……ローズマリー、なんと芳醇な……万華鏡のような艶やかさを感じる……。
シャマニ・ローマニ : 間違いない、これはダルマスカワイン名産地として名高い、レアモンデの高級赤ワイン「ウァーレンス」!!かつて一度だけ味わったことがあります!
シャマニ・ローマニ : ……とはいえ、この空のボトルだけでは駄目ですよね。ゲゲルジュさんの宿題をクリアすることにはならないし。
シャマニ・ローマニ : それにしてもこのボトルから漂う香りは素晴らしいですよ。彼の地のワインを詰めたら、少しはダルマスカ風味になったりしませんかね……な~んて、あはははは。
ハンコック : 良いアイデアではございませんか!
ハンコック : ゲゲルジュ氏は大の美食家デスが、実のところ、舌が鋭いわけではございません。
ハンコック : それに氏のことデスから、手に入れたダルマスカワインを、すぐに呑んだりすることはないはず。友人知人に自慢するだけのことでございましょう。
ハンコック : エオルゼアワインの買い付けに訪れたのデスが、東方で生産されたワインをこの地でも販売しようと、何本か持ってきたのでございます。
ハンコック : どうせ詰め替えるなら東方のワインの方が、幻のダルマスカワインにより近いのではございませんか?
シャマニ・ローマニ : な、何を言ってるんですか!そんな詐欺みたいなこと……い、いや、詐欺そのものですよ!生産者のひとりとして断じて認めることはできませんよ!!
ハンコック : そんな堅いことをおっしゃいマスナ。ゲゲルジュ氏とて商売という名目で悪どいことをしてきたはず。欺き欺かれることはビジネスの常でございマスヨ。
ハンコック : さぁ、そうと決まればちゃっちゃと詰め替えちゃいましょう!
シャマニ・ローマニ : ちょ、ちょっと、待ってくださいよ!
ハンコック : さぁ、ドウゾ。この香り、ラベルや瓶の劣化具合、どこをとっても紛うかたなきダルマスカワインでございます!
ハンコック : それではエオルゼアワインの買い付けに戻るとしましょうか。ごきげんよう、Noleさん!
▼ ゲゲルジュにダルマスカワインを渡す
ゲゲルジュ : なんとまぁ、幻のダルマスカワインを発見したですと!?どれどれ、お貸しくだされ!
ゲゲルジュ : おお……おお……この香り……わずかな…………と……………そして……なんと芳醇な……贅沢な……すご~い香りがするぞ!
ゲゲルジュ : 間違いない!これこそ30年前に失われたとされる幻のダルマスカワインじゃ!!でかした、冒険者殿よ!!
ゲゲルジュ : よろしい、約束は約束じゃ!冒険者殿に「スド・ビアンニャ」を1本お分け進ぜよう!ほれ、カワイコちゃんたち、持ってきなさ~~い!
ゲゲルジュ : どれでも好きなものを1本、持って行くがよろしい!
ジェノミス・レクセンテール : お待たせした! 実に興味深い記述を発見したよ。 だが、その前に異邦の劇作家の用事を済ませてはどうかな?
ラムザ・レクセンテール : お疲れ様でした。 こちらも予想外の事実……だといいんですが、 とにかく、イヴァリースに繋がるヒントを発見しましたよ!
アルマ・レクセンテール : ご苦労様でした。各地を行ったり来たりしたそうですね。
本当にすみません……。
リナ・ミュリラー : こう言ってはなんですが、冒険者さんは本当にお使いのエキスパートなんですね!地道にコツコツとこなすことが信用を得る秘訣なんですね!
かわいらしい劇団員 : バッガモナンさん、ご無事だといいですね。盗賊の親玉ではありますが、彼らの過去に起きた出来事を、聞いてしまうと同情しちゃいます……。
妖艶な劇団員 : こういうときはお酒でも呑んで、パーッと騒いで忘れるのが一番かもね。
踊り手らしき劇団員 : ワン・ツー・スリー♪ ワン・ツー・スリー♪どんなときでも練習は大切ですよね。……バンガ族特有の踊りってあるのかしら?
ハンサムな劇団員 : いよいよリドルアナ大灯台へ向けて出発かな?ワクワクだね!おっと、軽率な物言いはトカゲな彼らに怒られてしまうね!
マッチョな劇団員 : あの蛮族ども、案外、言葉に裏はなさそうだね。何か騒ぎを起こすかと思っていたけど大人しいもんだった。やはり、美しい筋肉を持つ者は嘘をつかないということか。
楽器を抱えた劇団員 : リドルアナ大灯台への遠征が終わったら、ダルマスカ地方に伝わる伝統的な楽曲の調べを身につけ、次の公演に役立てたいと考えるようになりました。
▼ 大道具部屋にいる異邦の劇作家に薔薇があしらわれたワインを渡す
異邦の劇作家 : やぁ、解放者くん、おかえり。さて、薔薇をテーマにしたワインを手に入れることはできたかな?
異邦の劇作家 : 素晴らしい、見事だ!テーマを消化しただけでなく、サプライズを上乗せするとは。「おつかいのエキスパート」の異名は伊達じゃないね!
異邦の劇作家 : 妻は薔薇とワインをこよなく愛する女性でね。今日は彼女と出会った記念日なんだよ。また、ふたりでワインを飲みたかったなぁ………。
異邦の劇作家 : な~んてね、ジョークだよ、ジョーク!お約束ですよ、お約束!
異邦の劇作家 : さぁ、ハニー、こっちへおいで。今日はふたりが出会ってから12回目の記念日だよ!
妖艶な劇団員 : あ~ら、ダーリン、なんて素敵なワインなの!さっそく頂戴しようかしら。でも肝心のアレがないわ!
異邦の劇作家 : わかってるさ、アレだね、アレ。もう準備はできてるんだ、チョット待ってね~!
異邦の劇作家 : さぁ、どうぞ、きみの好物の「ベーコンエピ」!ワインに実に合うツマミだねぇ!
異邦の劇作家 : ウチ、最高だっちゃ!
▼ 異邦の劇作家と話す
異邦の劇作家 : きみのおかげで実に有意義なひとときを過ごすことができたよ。 感謝しよう、解放者くん。
異邦の劇作家 : さて、どうやらジェノミスたちの謎解きも進行したようだね。 彼らがきみを待っているようだ。
異邦の劇作家 : 呑気にワインを楽しんでいる場合じゃなさそうだ。 とはいえ、せっかくきみが調達してくれた逸品だからね、 大灯台遠征が終わるまで大切に保管しておかねば……。
妖艶な劇団員 : ジェノミスの謎解きも終わったようね。 さすがにお酒を呑んで酔っ払っている場合じゃないか。 大丈夫、こう見えてもお酒には強いのよ。