えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

5.4-2 アラグの研究者

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 ポート・ヘリックスのグ・ラハ・ティアは、感慨深そうにしている。

 

グ・ラハ・ティア : 「ここがポート・ヘリックスだから、アルファ管区……ならあっちがベータで……むこうが……よし……!」

 

グ・ラハ・ティア : 「実際に降り立つのは初めてだが、ここの大まかな構造は、クリスタルタワーの記録で把握済みだ。」

 

グ・ラハ・ティア : 「たしか、この先に情報端末があるはず……。まずはそれで、テンパードについて検索してみよう。」

 

アリゼ : 「さぁて、ここからは、アラグ文明の研究家でもある、ラハのお手並み拝見ね。」

 


▼ グ・ラハ・ティアと話す

 

グ・ラハ・ティア : 「よし、さっそく検索を始めよう。端末の操作なら、オレに任せてくれ。これでもアラグ文明については、詳しいつもりだからな。」

 

グ・ラハ・ティア : 「よし、あったぞ……。」

 

アリゼ : 「……闘神の……汚染者に関する……レポート?」

 

グ・ラハ・ティア : 「ああ……。アラグ文明では蛮神のことを「闘神」、テンパードのことを「汚染者」と呼んでたんだ。」

 

グ・ラハ・ティア : 「ダメだ……開けない。中身のデータが削除されてるみたいだな……。」

 

アリゼ : 「そ、そんな……せっかく、糸口が掴めるかと思ったのに……何とかならないの?」

 

グ・ラハ・ティア : 「別の場所に、データのバックアップが残っている可能性はある。だが、どこを探したものか……。」

 

アリゼ : 「そのレポートの著者……ええっと、「オーエン」って記録されているわね。その人なら、元のデータを持っていたんじゃないかしら?」

 

グ・ラハ・ティア : 「あり得るな……。魔科学研究所に所属する研究者なんだったら、この近くにあるハビスフィアという居住施設で暮らしてたはずだ。」

 

グ・ラハ・ティア : 「よし、「ハビスフィア管理局」に行って、オーエンの部屋番号を調べてみよう。タタルが用意してくれた、小型飛空艇の出番だな。」

 

アリゼ : 「あなたは、いろいろな乗り物を持ってるからいいわね。私も自分用の乗り物がほしいところだわ。」


管理システム : 「ザザ……ザ、ザザ……こちら「管理システム」。「ハビスフィア」の管理業務を担当しております。」

 

アリゼ : 「あのマナカッターは、ガーロンド・アイアンワークス製のようね。もっとも、タタルならそのうち自作しそうだけど……。」

 


▼ グ・ラハ・ティアと再度話す

 

グ・ラハ・ティア : 「それでは、この管理システムで、オーエンの部屋番号を調べてみよう。」

 

グ・ラハ・ティア : 「よし、部屋番号はわかったぞ。さっそく、居住区に……」

 

管理システム : 「警告……警告……。ハビスフィアは職員退避命令に伴い、現在緊急ロック中……立ち入りできません。」

 

グ・ラハ・ティア : 「そうか、第四霊災の発生に伴う措置として、居住施設の扉を閉鎖したのか……!」

 

管理システム : 「ザザ……ザ……バッテリーが消耗しております。ザザ……充電のためホームベースに戻ります。」

 

アリゼ : 「どうにか中に入る方法はないの?力ずくで破壊するっていうなら手伝うけど……。」

 

グ・ラハ・ティア : 「……オレに考えがある。管理局の装置をショートさせれば、システムが再起動されて、ロックが解除されるはずなんだ。」

 

グ・ラハ・ティア : 「そうだな……この辺りにある雷気の淀みに固着した、高圧ライトニングシャードがあれば、やれるだろう。」

 

アリゼ : 「びっくりするほど詳しいわね……!そんなことまで記録にあったの?」

 

グ・ラハ・ティア : 「魔大陸では雷気の淀みが発生しやすく、雷気系統のショートが頻発して悩まされていた……って記述がな。」

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グ・ラハ・ティア : 「クリスタルタワーなんて大層なものを、自分ひとりで管理しなきゃならなかったんだ。アラグの知識は、どれだけ叩き込んでも余計じゃなかったさ。

 

グ・ラハ・ティア :「 ……それに、まあ、こんなものでも、オレにとっては原初世界と自分を繋ぐ存在だったからな。」

 

グ・ラハ・ティア : 「100回だって、1000回だって、想像の中で探索した。けど、こうして実際に……ふたりと一緒に来てみると、何もかも新鮮だ!」

 

グ・ラハ・ティア : 「さっそく手分けして、近くのベータ管区で「雷気の淀み」を探し、「高圧ライトニングシャード」を調達しよう。淀みには大抵スプライトが発生しているから、気をつけろよ。」

 

アリゼ : 「せっかくだから、誰が最初にシャードを調達して、ここへ戻ってこられるか、競争してみない?」

 

グ・ラハ・ティア : 「望むところだ!部屋にこもってるだけがオレじゃないからな……!」

 


▼ 雷気の淀みを調べ、現れたライトニング・スプライトを討伐

 

姿なき声 : 見てたぜ、あんたカッコいいな!現れた敵を颯爽と蹴散らす勇姿……思わず見入って、シャードを取り損ねちまった。」

 

姿なき声 : ……って、競争してたんだっけか。残念だがオレの負けだな。それはあんたが持って帰るといい。」

 

  何と言う?  

  誰だ、姿を見せろ!

  次は上から飛び降りてくる?

👉ふざけてないで働け……

 

グ・ラハ・ティア : 「悪い悪い……。あんたに初めて会ったときと状況が似てたから、
なんだか懐かしくなって、ついな。」

 

グ・ラハ・ティア : 「さあ、急いで管理局に戻らないと、オレはともかくアリゼーに負けるかもしれないぞ?

 

グ・ラハ・ティア : 「それから……ここに連れてきてくれて、ありがとな。機会を逃す前に、これだけ言っておきたかったんだ。」

 

アリゼ : 「目的のシャードを見つけたの?だったら、あなたの勝ちね……。島中をぐるぐる回ったけど、見つけられなかったのよ。」

 


▼ グ・ラハ・ティアに高圧ライトニングシャードを渡す

 

グ・ラハ・ティア : 「アリゼーは、残念ながらギブアップだったらしい。競争はあんたの勝ちだな!見つけた「高圧ライトニングシャード」を渡してもらえるか?」

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アリゼ : 「さすがは、腕利きの冒険者ね。洞察力の違い……それとも勘が鋭いのかしら?」

 

グ・ラハ・ティア : 「オレもアリゼーも、まだまだ見習うことが多そうだ。反省会はあとでするとして……ともかく端末をショートさせるとしよう。」

 

グ・ラハ・ティア : 「よし、成功だ……。これで、ハビスフィアの扉のロックは解除された。」

 

グ・ラハ・ティア : 「となると、次の問題は居住区内の防犯機構だな。作動したら、間違いなく面倒なことになる……。」

 

グ・ラハ・ティア : 「なあ、ここはオレに任せてみてくれないか?皇血がクリスタルタワーに認証されたなら、こっちも通過できると思うんだ。」

 

アリゼ : 「もちろん、構わないけど……。ダメそうだったら、無茶しないで戻ってきなさいよ?」

 

グ・ラハ・ティア : 「ああ、了解だ。それじゃ、オーエンのレポートを探してくる。」

 

アリゼ : 「なんだか、久しぶりにふたりきりね。ラハを信じて、ゆっくり待つことにしましょう。」

 

アリゼ :「 レポートで思い出したんだけど……シャーレアン魔法大学では、卒業時に自由なテーマでの論文提出が求められるの。」

 

アリゼ : 「私は「戦闘時のエーテル活用の研究」っていう、実用的なテーマを選んだんだけど……」

 

アリゼ : 「アルフィノときたら、「シャーレアンによる世界救済の責務」なんていう、壮大で啓蒙的なテーマだったわ。」

 

アリゼ : 「これがまた賛否両論でね。」

 

アリゼ : 「外への不干渉を貫くシャーレアンに対して、知恵をもって世界を救うべきだって論じたものだから、議員でもあるお父様は、とくに複雑そうな様子だったわ……。」

 

アリゼ : 「アルフィノ自身、今はもう責務だなんて思ってないだろうけど、根底には一貫してその願いがあり続けてる。まったく、我が兄ながら見上げたものよね。」

 

グ・ラハ・ティア : 「なるほど、彼は学生時代からそうだったんだな。それにしても、論文か……オレも書いたな……。一族の伝承に基づいた「アラグ文明論」だった。」

 

アリゼ : 「あら、おかえりなさい。……って、あなたも魔法大学出身だったの?」

 

グ・ラハ・ティア : 「いや、アラグの研究で賢人位をとるときに必要だったんだ。あの当時、バルデシオン委員会の仲間から、賢人になっておけば禁書も読み放題だぞって唆されてさ。」

 

グ・ラハ・ティア : 「それはいいなと思って取り組み始めたものの……うん……。まあ、最終的に認められたときは、素直に嬉しかったよ。」

 

アリゼ : 「やだやだ、賢人位をとるための論文なんて想像もしたくないわ。……で、探索の成果は? 足元のそれがそうなの?」

 

グ・ラハ・ティア : 「ああ、無事にオーエンの部屋に辿り着けたから、そこにあった情報システムを持ってきたんだ。」

 

グ・ラハ・ティア : 「レポートが保管されてるとしたら、こいつの中で間違いない。さっそく起動してみよう。」

 

情報システム : 「ピピ……「情報システム」起動……。ユーザーを探しています……。」

 

情報システム :「 ユーザーを認識できませんでした。生体認証を使って、サインインしてください。」

 

情報システム : 「ピピ……ユーザーを確認しています……。」

 

情報システム : 「皇族の生体情報と部分一致……クローンではなく、正統な血縁者と認定します。ようこそ殿下、何なりとお申し付けください……。」

 

グ・ラハ・ティア : 「すごい勘違いをされたな……。あいにく、この血は時限つきの借りものなんだが……。」

 

グ・ラハ・ティア : 「塔の端末にならず生身で生きる以上、ウネとドーガが補ってくれた皇血も、いつかは消える。でも今は……ありがたく使わせてもらうとしよう。」

 

グ・ラハ・ティア : 「「闘神の汚染者に関するレポート」を開いてくれ。」

 

情報システム : 「ピピ……「闘神の汚染者に関するレポート」……検索中……検索中……1件ヒットしました。」

 

情報システム : 「該当のファイルは、ユーザー名「オーエン」によりロックされています。パスワードを入力してください。」

 

アリゼ : 「やったじゃない、アラグにまつわる知識の披露しどころよ?」

 

グ・ラハ・ティア : 「う……ぐ……!じょ、上等だ、こういうときは……!」

 

グ・ラハ・ティア : 「アラグ帝国万歳ッ!」

 

グ・ラハ・ティア : 「ザンデ皇帝陛下に栄光あれッ!」

 

情報システム : 「パスワードが正しくありません。入力しなおしてください。」

 

グ・ラハ・ティア : 「くぅうう……!」

 

アリゼ : 「ふっ、甘いわね。パスワードなんだから、もっと簡単な言葉にしてるはずよ。」

 

アリゼ :「 こんにちはッ!」

 

情報システム : 「パスワードが微塵も正しくありません。殿下の御前です……一般庶民は出しゃばらないように……。」

 

アリゼ : 「なんですってぇ!?」

 

  何と言う?  

👉 のばら!

   ゆうき!

 

情報システム : 「パスワードが絶望的に正しくありません。警告します……一般庶民は出しゃばらないように……。」

 

アリゼ : 「こうなったら、この生意気な玉っころを分解して、レポートを引っ張りだしてやりましょう!」

 

グ・ラハ・ティア : 「落ち着けって……!アラグの産物だぞ、殴ったら絶ッ対にとんでもないことになる!そうじゃなくたってデータが破損するだろ……!」

 

グ・ラハ・ティア : 「こういうときは、専門家を頼った方がいい。シド・ガーロンドとその仲間たちなら、こいつの解析だって不可能じゃないんじゃないか?」

 

グ・ラハ・ティア :「 ……決まりだな!情報システムを「石の家」に持ち帰って、シドたちと連絡を取ってみよう。」

 

👈 5.4-1 アリゼーの志

    5.5-3 ノアの仲間たち 👉 

 

アリゼ : 「もし、シドでもどうにもならなかったら、そのときは、私が玉っころをバラバラにしてやるわ。」

 

情報システム : 「ピピ……近くに脅威を検知しました。」