えおラボ ~Eorzea Laboratory ~

FFXIV エオルゼアの世界について考察するための記録・セリフ集と備忘録

5.1-9 ユールモアの新たな誓い

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ゲートタウンのチャイ・ヌズは、就任挨拶を行おうとしているようだ。

 


 

チャイ・ヌズ: ……ふう、ようやく呼吸が整ってきたぞ。さて、元首として就任の挨拶をしなければならないな。

 

チャイ・ヌズ: まったく胃の痛い案件が続くが……ユールモアの人々に、私の想いを聞いてもらう大切な場だ。ここは、しっかりやり遂げなければ……!

 

チャイ・ヌズ: 皆を集めるなら、それなりの広さがいる。ヴァウスリーが使っていた執務室を利用するとしよう。

 

レンデン : そういうことなら、私は、都市内の市民に声をかけて回ろう。

 

レンデン : ミステル族の君……カイ・シル君と言ったか。君には、廃船街やゲートタウンを回って、就任演説についての声かけを頼みたいのだが、どうだね?

 

カイ・シル: ええ……任せてください!

 

チャイ・ヌズ: 皆、協力に感謝する。私は、執務室にすべての人々を通すよう、軍の者に伝えてこよう。

 

チャイ・ヌズ: それから……「闇の戦士」殿たちにも同席を願いたい。クラウンリフト前の警備兵に声をかけて、執務室まで来てくれ。

 

カイ・シル: あなたは、「クラウンリフト」へ!俺も、ゲートタウンや廃船街の人たちに声をかけてから、すぐに向かいますので!

 


 ▼ クラウンリフトのチャッデンと話す

 

チャイ・ヌズ: えー、あー……。

 

ドゥリア・チャイ : あなた……。

 

チャイ・ヌズ: 皆、今日はよく集まってくれた。

 

チャイ・ヌズ: まず、自由市民の諸君……。周囲を見渡してほしい。

 

チャイ・ヌズ: ドン・ヴァウスリー施政下の20年間とは、異なる顔ぶれが混じっていることに気づくだろう。

 

チャイ・ヌズ: 我々に仕えてくれていた、労役市民たちはもちろん……

 

チャイ・ヌズ: 廃船街やゲートタウンに住まう、市民権を持たない者もいる……。そしてなにより……

 

チャイ・ヌズ: 我らを目覚めさせてくれた恩人、「闇の戦士」たちもまた、新たな出発となる今日という日に、立会人として駆けつけてくれた。

 

チャイ・ヌズ: 先日、自由市民たちの間で行われた選挙にて、私、チャイ・ヌズが、ドン・ヴァウスリーの後任として、新たな元首に選出された。

 

チャイ・ヌズ: そして私は、名誉あるこの務めを受けさせていただくことを、この場にいる全員の前で、宣言する。

 

チャイ・ヌズ: ただし、期限付きの一時的な「元首代行」として、だ。

 

チャイ・ヌズ: 自由市民と労役市民の関係……そして、市民と非市民の関係……。

 

チャイ・ヌズ: ドン・ヴァウスリーの下で決められた歪んだ制度を正すとして、ユールモアという国を、いかなる国にするのか……。

 

チャイ・ヌズ: この大きな問題について、私は、ここにいるすべての者が意見を交わし、議論する必要があると考えている。

 

チャイ・ヌズ: だが、我々が直面している現実の問題の前では、理想を語り合う余裕など無いというのが実情だろう。

 

チャイ・ヌズ: メオルに依存してきた食料問題、冷え込んだ周辺集落、他地域との関係改善、治安維持に、産業再興……喫緊の課題があまりに多い。

 

チャイ・ヌズ: ゆえに私は、ひとりの企業家として、まずは、ここにいる皆の安全と安心を優先しようと思う。

 

チャイ・ヌズ: 当然、ヴァウスリーが築いた偽りの楽園で、怠惰な時を過ごしてきた、私を含む自由市民にとっては、多くの痛みを伴う改革も必要となろう。

 

チャイ・ヌズ: だが、夢から覚めた私たちは、現実を生きてゆかねばならない。

 

チャイ・ヌズ: 私たちのために命を賭して、天より光を払い、闇を取り戻してくれた、「闇の戦士」たちに恥じぬ生き方を……!

 

チャイ・ヌズ: そして、皆の暮らしが安定してきたそのとき、改めて理想のユールモアについて、話し合わせてほしい。

 

チャイ・ヌズ: だから、それまでの間、どうかこの私に……いや、ユールモアという希望に、皆の力を貸してもらいたい!

 


 

チャイ・ヌズ : 私たちは、ずっと問題に目を向けず先送りにしてきた。あの拍手で、ようやくユールモアの時間が、動き出したような気がするよ。

 

ドゥリア・チャイ : 私の旦那様の素敵な挨拶……うふふ、一緒になってずいぶん経つのに、私ったら、また惚れ直しちゃったわ。

 

レンデン : さて、これから忙しくなる……。……おっと、その前にチャイ・ヌズ殿に、私を、何らかの役職で登用してもらわんとな。

 

カイ・シル : ユールモアのみんなが、同じ笑顔で、同じ人に向けて拍手を……。……なんだか、泣けてきました。やっぱり、俺、この街が……。

 

▼ アルフィノと話す

アルフィノ: チャイ・ヌズ殿……素晴らしい演説でした。ユールモアの人々も、あなたを受け入れてくれたようですね。

 

チャイ・ヌズ: みんな、本当はわかっていたんだ。誰かが代わりにやってくれないかと願っても、結局、自分で動かないと、何も変わらないのだと。

 

チャイ・ヌズ: これからは、コルシア島の住人全員で、ユールモアという国を、理想へと近づけていくつもりだ。苦難の道のりだろうが、まずは一歩を踏み出してみるさ。

 

レンデン : 今日という日に、ユールモアは新たな「誓約」を結んだ。この契りがあるかぎり、我々は前進を続けられるだろう。そのための計画作りは任せてくれ。

 

チャイ・ヌズ: 誓約か……。この街を支える白き岩礁に、その決意を刻まなければな。

 

チャイ・ヌズ: 我々は「闇の戦士」たちに背を押され、歩み始めたのだ、と。

 

ドゥリア・チャイ : ねえ、あなた元首になったんでしょう?ならヴァウスリーのように、あの執務室でお仕事をなさるの?

 

チャイ・ヌズ: あんな広い部屋は、私ひとりでは持て余すだけだ……。何より、人々の声に耳を傾けるためにも、変わらず、このパーラーを利用させてもらうさ。

 

ドゥリア・チャイ : ええ、ええ……それがいいと思うわ!私も、このパーラーから見える景色が大好きだもの!

 

???? : チャイ・ヌズ……ちょっと面を貸しちゃくれねえか。

 

チャイ・ヌズ: あ、ああ……えっと、たしか廃船街を取り仕切っている、ハセンバート殿だな。

 

ハセンバート : お前が考えている政策を、詳しく聞かせてもらいたい……。非市民の中には、明日食べるものすらなく、未来に不安を抱えている連中も多いんでな。

 

チャイ・ヌズ: ……わかった、早いほうがいいだろうな。今すぐ、あなたたちと話し合う場を設けよう。

 

チャイ・ヌズ: 慌ただしくてすまないが、私たちはここで失礼する。お前たちには、本当に世話になった……。この恩は、決して忘れん。

 

カイ・シル : 俺からも、お礼を言わせてください……。おかげさまで、様々なことを学び考える機会を持てました。これなら、自分のやりたいこと……見つけられそうです。

 

アルフィノ: そうか……!私もチャイ・ヌズ殿の演説を聞きながら、あることを考えていたんだが……ひとつの結論に達したよ。

 

アルフィノ: ユールモアの在り方はどう変わっていくのか……。それを見届けるまでは留まるつもりだったが、もう、その必要はないようだとね。

 

アルフィノ: ひとりの独裁者が児戯を尽くした悦楽都市は滅びた。そして、人々と共に歩む指導者が、理想に向けて出発した。その門出を祝いつつ、私たちも本来の旅に戻ろう……。

 

 アルフィノ: この世界を去る前に、心残りをなくすことができてよかったよ。さて、これで気を抜かず自分自身の問題に注力せねば。

 

▼ カイ・シルと話す

 

カイ・シル : アルフィノさんも、この都市を去る。国も、人も、大きく変わっていこうとしている……。

 

カイ・シル : 皆さんと行動しながら、ずっと考えていたんです。ただ友だちとのユールモアでの再会を夢見て、空回りを続けてきた俺が、これから何をすればいいのか……。

 

カイ・シル : もちろん、クリスタリウムとかに移住することもできる。でも、俺やっぱり……このユールモアで生きていきたい。

 

カイ・シル : チャイ・ヌズさんが語る、新たなユールモアを見てみたいって気持ちもあるし、何より、その手助けをしたいって……そう思ったんです。

 

カイ・シル : だから俺、ユールモアで再会できた友だちと、生まれ変わったこの街のために……新しいことを、何か始めてみようと思います!

 

アルフィノ : この街の未来は、今の君のように、ユールモアの発展を心から望んでいる人材こそが鍵となる……。どんな道に進むにせよ、その成功を願っているよ。

 

カイ・シル : ……へへへ、口に出したら、さらにやる気が湧いてきました!まだ思いつきですけど、ちょっと考えもあって……。友だちとも相談して、試してみようと思います!

 

👈 5.1-8 タロースを確保せよ

   5.1-10 白き誓約、黒き密約 👉

 

カイ・シル : 俺、この街で新しい何かができないか挑戦してみます。 まだ思いつきですけど、ちょっと考えもあって……。 期待していてください!